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皮の感触が、俺の腕を嫌というほど痛めつけた。 いや、肉体的な痛みはそれほどない。 ひどいのは、精神的な痛みだった。 もどかしさがこれほどまでつらいものだったとは、 こんなことをされるまで知る由もなかった。 「みー、改めて聞きます。圭一は祭具殿に入りましたか?」 「……入って……ません……」 そう言うと、また梨花ちゃんは俺の限界まで張り詰めた神経の塊をなでまわした。 その手は汚れないようにと手袋がされており、 そして俺を必要以上に痛めないようにと……ぬるぬるとした液体が塗られてあった。 おそらくそれは気遣いじゃない。 これも梨花ちゃんの尋問に必要なものなのだ。 「うぅ……」 俺は、自然と腰を動かす。 動かそうとするが、腰も完全に固定されていて、 満足に動かすことが出来ない。 ただ皮のベルトをきしきし言わせるだけだった。 「だめですよ、圭一。正直に言ったらもっと気持ちよくなるのです」 梨花ちゃんは、果てる寸前のところでいつも止める。 もう十分も責められ続けているせいか、 感覚が鈍くなっているのだろうか? いや、それは、梨花ちゃんが調整しているのだろう。 俺のものは、実際には時間が経つごとに敏感になっている。 「圭一、かわいそかわいそなのです……そろそろ一度出させてあげるのですよ。 ただし、今から圭一は猫さんになるのです。みーみーなのです」 朦朧とした意識は、その意味をしっかりととらえることが出来なかった。 梨花ちゃんは、その小さな体で巧みに俺を縛り付けている皮のベルトを操作する。 革のベルトは一度天井の梁にかかっており、 俺はその天井から吊り下げられている格好だった。 ただ、俺の足は地面についてる。浮いているのは手だけだ。 梨花ちゃんは手のほうのベルトを地面に近づけ、 腰のベルトを浮かした。 猫のポーズ、というやつだろうか。 俺は尻を突き出す形になった。 「圭一は今から、みー、としか言っちゃだめなのです。それ以外のことを言ったらやめます」 梨花ちゃんが、俺の背中から股間に手を回す。 まるで、梨花ちゃんに犯されているかのような格好だ。 そして、梨花ちゃんはいままで撫でるだけだったのを、 しっかりと掴んで……皮を上下させる。 「うっ……うぅ……」 「やめるのです」 「え? り、梨花ちゃん?」 「みー、ですよ」 「み……みー」 「そうです、みー、なのです。にぱー☆」 梨花ちゃんは、今までから考えられないような速度で、 俺の、今日まで一度も剥いたことがなかった皮を、何度も何度も上下させた。 俺はこの責めをされる前、問答無用で何度も何度も無理やり射精させられたのだ。 この長い苦しみを、より味あわせるように 「み、みー、みっ……みー、みぃ」 「そうです、圭一は飲み込みが早いのです」 梨花ちゃんに尻を叩かれ、尻の穴に指を突っ込まれる。 突如、電撃のような (全てを読むにはワッフルをボクに献上するのですよ。あぅあぅww) ========================================== 突如、電撃のような衝撃を受け、俺の目は覚めた。 「はぁっ、はぁっ、はぁ、はっ……!」 激痛だった。 次いで、どろりとした嫌な感触が、尻から足へと伝い落ちていく。 「はぁ……はぁ……はぁ……やっと、起きたね、圭一」 「……痛っ」 俺は、痛みに身をよじらせようとしたが、拘束されていてそれもままならないようだ。 さっきの、「夢」の中のように。 「圭一、その格好猫みたいだね?」 「み、みぃ」 「あはは、なんだいそれ? 梨花ちゃんの真似?」 「み、みぃ! みぃぃぃいい!」 俺は、大きくかぶりをふった。 悟史の股間からは、俺の1.5倍はありそうな巨大なものが、 そそり立っていたのだ。 「? どうしたの? ……あはは、そんなに僕のが気になる? 変だよね、圭一としたら、こんなになっちゃったんだよ、収まらない」 「みぃぃいいいい!!!」 俺の口の中に…… 中に…… 卵白だけをそのままぶちこまれたような感覚が広がる。 ……ほら、あのチューブのりっていうのがあるだろ? あれみたいな……味がして……生臭い臭いが…… 「うぇえ、うぇ、けほっ、うえぇ!」 「ひどいなぁ、圭一。ちゃんと飲んでくれよ」 「俺が、俺が何をしたっていうんだよ? なぁ!」 理不尽だ。 あまりにも理不尽すぎる。 なんで、俺がこんな目に? 「知りたい?」 「あ、ああ」 悟史は、笑顔のまま言った。 「圭一が元凶だよ。覚えてる? 魅音に本屋で見つかったとき、圭一……いったよね、参考書を買いに来たって。 あの時、圭一が男らしく本当のことを言ってくれてたなら、 全ては狂いださなかったのかもしれない」 「うそ……だろ?」 悟史の笑顔は、笑顔であったが、寂しそうだった。 「圭一は理解できなくて当然だよ。だって、ノーヒントなんだもん。正答率0%だよ。あはは」 「う、うぁあああああ!」 「さぁ、圭一、そろそろ再開するよ?」 悟史は、俺の背後へと回る。 俺は首さえ動かせないように拘束されていた。 「ああ、それで悟史がおさまるのなら」 「本当?」 「う、うそ、嘘だって、やめて、お願い!」 俺は、人生で四度目の失神を経験した。 白い天井が見える。 白いカーテンも見える。 白い……柵だろうか。 ベッドだった。 病院のベッド。 俺は、その上に居た。 傍らには、魅音とレナが心配そうに椅子に座っていた。 「け、圭ちゃん! レナ……皆! 圭ちゃんが起きたよ!」 入江監督がすぐに走ってきた。 「目が覚めましたか!」 「し、心配しましてよー!」 「みー、圭一が死んじゃったかと思ったのです」 「圭一くん……良かったぁ……」 皆、それぞれの言葉を俺に投げかけてくれた。 「俺は……一体?」 「圭ちゃん、私にちょっかい出そうとしたのかしらないけど、 乗ってた自転車のバランスが崩れて……そのまま、ダンプの前に……」 「その時にレナさんが思いっきり圭一さんを突き飛ばしましたのよ!」 「みぃ、レナが居なかったら今頃圭一はひき肉になってみんなのハンバーグの材料になってたのですよ」 確かに体が痛む。 「ごめんね、圭一くん……どこか、痛くない?」 「ああ、ちょっと……なんだその、し、尻が」 そう言ったとたん、レナは口をつぐんだ。 「あ、ご、ごめん、ちょっと下品だったか、あはは」 「ごめんね、私が突き飛ばしたとき、圭一くんおしりから落ちていたから」 「はは、そうだよな、俺、ヘンな夢見てたんだ、すっげぇリアルでさ、夢じゃないみたいな」 「夢だよ」 レナが、さっきまで笑顔だったレナが、 俺の目をじっと見つめていった。 「あ……う……そ、そういえば悟史は?」 そう言うと、レナはうつむいて、言った。 「言わなかったかな……圭一くん……悟史くんは、転校したの」 「え?」 時間と一緒に、俺の背筋が凍りついた。 「そ、そそ、そうだよ。圭ちゃん、悟史なんて名前、どこで聞いたの?」 「へ……あ、あはは」 「にーにーは、まだ帰ってきてませんのよ」 「みー、かわいそかわいそなのです」 俺は、梨花ちゃんに頭をさすられながら、 あらゆる疑問の答えを穴埋めしていった。 この世に完全に納得できることなんて無いのだ。 自分に、そう言い聞かせながら。 未知なる悟史を夢に求めて ―完―
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ガシャン! …俺の手が廃車の扉を荒々しく閉めた。 その内装は廃車にしては可愛らしく飾られており、タオルケットや懐中電灯、非常食が置いてある。 ここらへんに用意周到なレナの性格が滲み出ていて、俺は思わず苦笑した。 「…な、何…?ここはレナの秘密基地なんだよ…。いきなり連れ込んでどうするつもり? また昔みたいな事をするのかな?私をモデルガンで撃つ?あはっあははははは!」 去勢を張るようにレナが大口を開けて笑うが、その声にはイマイチ凄みが無い。そりゃそうだ、今のレナは丸腰だからな。 …隙をついて襲いかかれば、腕力のある俺が圧倒的有利。レナから鉈を奪うのなんて簡単だった。 あとはこの廃車に引っ張り込んで、今に至る。…ああ、俺は今までレナのどこを怖がってたんだ?こんな細腕、ねじ伏せてしまえば良かったんじゃないか。 「な、に………ち、近寄らないで!圭一くん、まさかもう…宇宙人に…!?」 ………そうかもしれないな。だって今の俺はまるで別人だ。頭が冴えてる。身体だって軽い。…レナの言う宇宙人ってヤツに支配されちまったのか? いや、さすがにそれは、でも…………っと、もうそんな事どうでもいいや。もう全て宇宙人のせいにしてしまおう。 だから、頭の中で響くこの声もきっと宇宙人の仕業なんだ。 「……っくっくっく……はは…ははははははッ!!!」 突如笑い出した俺にレナがびくんと震える。…レナぁ…、ダメじゃないか…。そんな顔してたら襲われたって文句は言えないぜ…? 「…………………」 続く長い長い沈黙。先に動いたのはレナだった。 俺がひるんだ一瞬の隙を見て、レナが容赦なくタックルをかます。不意をつかれた体は弾かれてよろめいた。 レナは先に逃げる事を優先したのか、俺にはかまう事なく扉に手をかける。………甘い。 「っ?!」 がちゃりと音を立てて開くはずの扉は、開かなかった。レナは扉を開けようと躍起になる。鍵がかかっているのだと気づき開けようとするが、その時にはもう遅い。 俺に後ろから羽交い締めにされ、壁に押しつけられた状態になっていた。レナの華奢な両腕はやすやすと片手に納まり、まだ指が余るほどだ。うっすらと汗をかいていたせいで薄桃色の下着が透けて見えた。 「ひ、卑怯者…!」 「お前が内側にカギをつけたんだろ?…自業自得だよ」 レナは“ヤツら”、…もとい『宇宙人』の襲来を恐れ、廃車の内側に鍵を付けていたのだ。実のところ、レナが冷静ささえ保てていれば落ち着いて鍵を開けて逃げることも可能だった。 けれど肉体的にも精神的に追いやられていたレナにそんな余裕はなく、今はもう以前のような判断力や圧倒されそうなオーラは感じられない。 今のレナは、例えるなら小生意気な猫と言ったところか。…油断するとひっかかれる。 「…この偽物め、よくも鷹野さんを…!本物の圭一くんと梨花ちゃんを返せ!! バケモノ!!寄生虫!!圭一くんを返してよっ!!」 レナがぎゃんぎゃんと喚きながら暴れだした。壁に押しつけられているにも関わらず、どんどんと廃車を揺らしながら騒ぎ立てている。 返してと言われても俺は俺だ。どうする事も出来ない。あんまりうるさく言うもんだから、俺は少しイラついていた。 「………レナ、少し黙れ」 「私はみすみすお前らなんかに殺されたりしない!!お前らなんかに負けるものか、1人でも戦ってやる!!!」 忠告しても尚も叫ぶレナ。…これは俺に対するせめてもの反抗なのだろうか。言葉こそ強気なものの、肩は微かに震え、声もどこか怯えが混じっている。それが余計に俺の加虐心をそそった。 「黙れって…言ってるだろ」 「離せっ、この――――――んぅっ!?」 レナの顎を掴み、無理矢理こちらに向かせて唇を奪う。 ばたばたとレナがもがくが、両手を押さえ込まれているため俺を振り払うことは出来ない。 噛みつくようにキスをして、舌を差し入れる。―――と、一瞬の痛みが俺を襲った。 「……ってェ……」 「ぷはっ!!…っは、はぁっ、は…っ!」 唇の端からつぅっと赤い雫が垂れる。…噛まれた。 その血を乱暴に拭い、レナの髪を力任せに引っ張る。トレードマークの白い帽子がはらりと床に落ちた。 「きゃ、…っ?!」 「…ほんと、用意周到だな。おかげで助かったよ」 ―――いくら俺の方が腕力が上だとしても、いつまでも片手でレナの両腕を塞いでいるのは無理がある。今みたいに暴れられたらたまらない。そこで目についたのは、無造作に置かれていた荒縄だった。 …やはりこれも“ヤツら”との戦いのために備えておいたものだろうか。それでレナの手をきつく縛り、自由を奪う。 「どうだ、気分は?」 「………最低だよ…!」 吐き捨てるようにレナが言う。―――ああ、その瞳だよレナ、俺が見たかったのはその瞳だ。こちらを挑発しているような、心の底の一切の怯えを振り払うかのような強気な瞳。 その瞳を見るとゾクゾクする、無理矢理にでも屈服させたくなる…! 俺が恍惚の表情を浮かべている隙にレナは唯一自由な足で反撃してきた。みぞおちを狙って膝蹴りをかまそうとするが、それは俺のもう一つの手でやすやすと阻止される。 受け止めた膝から太ももへとするすると手を忍ばせると、レナの顔がみるみる赤く染まった。 やがてその手はスリットの中へ侵入し、下着へと到達する。 「なっ、何…するの……」 レナの顔がさっと青ざめ、恐怖を露わにする。――――分かってんだろ? 「…気持ち良いコト、だよ」 俺はレナの下着をずり下ろし、ロクに濡れてもいないソコに指を突き挿れた。 「―――――ひッ!!!!」 レナの体が大きく跳ねた。酸素を求めるように口をパクパクとする。痛みで声も出ないようだった。 ああ、良イヨそノ顔スげーソソルヨ…モッと、モット良い顔見セテクレ…!! 「うぐっ、……ぃ、痛ぃい…」 指で中をかき回すが、濡れていないせいで滑りが悪い。仕方なく指を引き抜き、レナを仰向けに押し倒した。 「悪ィな、ちょっと味見させてもらうぜ」 「…ぇ、…や、やだっ、あっ、やめてぇえッ!!!!」 俺は嫌がるレナの両脚を掴んで大きく開かせた。レナの大事な部分が露わになる。そこはひくひくといやらしく動き、俺を誘っていた。 「いや、いや、いやあ…………ひ、あぁああっ!!!!」 ちゅ、とそこに口をつける。レナの嬌声が響いた。 「ふ、くぅ…ん…!や…っ」 舌でその形をなぞり、時に優しく撫で、時に激しく吸う。舌を出し入れする度に、レナはびくびくと震えた。 最初こそ強張っていたレナの身体も徐々にほぐれ、その秘部からは甘い蜜が溢れ出してくる。 とろりとした液が俺の顔を汚す。――――そろそろ良いだろう。俺は、レナの秘部から顔を離し、その細い腰に手をかけた。 「あ…っ、」 「…よし、ちゃんと濡れてるみたいだな。ぐしょぐしょじゃねぇか」 くちゃ。入り口に己のモノを宛がう。すりすりと擦りつけ、焦らしながら先っぽだけを挿入していく。 レナの顔が悲痛なものに変わった。 「や…やめ、お願い…それだけは……」 レナが訴える。…おいおい、そこでやめるほど俺は優しい男じゃないぜ? 俺はその言葉を聞き終わる前に、レナのソコを一気に貫いた。 「あぁぁあぁあああああっ!や、ひどい、抜いてぇ…っ!」 「何言ってるんだよレナぁあ!これからが面白くなってくるとこじゃねぇかぁああっ!!!」 パンパンと乱暴に腰を打ち付ける。くちゅくちゅといやらしい水音が響き、レナのソコは吸い付くように俺のモノを包み込んだ。 レナが痛みか屈辱かどちらとも取れない涙を流す。…さっきまでの威勢はどうしたものやら。 俺は征服感で満ち足りた気分になり、調子に乗って打ち付ける速度を速める。 「あ、あ、あうぅ…!…く、ふっ、、んんん…!」 レナが押し殺したような声で喘いだ。感じてる事を悟られたくないのだろう。 「…淫乱。それ、なんだよ?」 「ひぅっ!?」 服の上からでも分かるぐらいに勃ったレナの乳首をきゅっと摘む。くりくりと捻り、服越しに擦ってやる。一層嬌声が響いた。 「そろそろラストスパート………行くぜぇ!」 「きゃっ…」 仰向けに寝転ばしていたレナを反転させる。バックだ。 「あっ、んぅううっ、あぁああぁッ!!」 先程より数段激しく突き入れる。 この体位だと表情が見えないのが悔やまれるが、きっと快感と恥辱の入り混じった顔をしているだろう。 「出すっ、イくぜぇえええっ!」 「あぁああああぁああぁっ!!!」 どくん。 レナの身体が弓なりに大きく跳ねた。…イったのだろう。 俺はレナから自分のモノを引き抜く。白いねばっこい液体が糸を引き、未だそれはびくびくと脈打っていた。 「う、…うっ… ッく、 …」 レナが俯いて震え、ぎゅううと肩を抱きながら涙を流す。 ―――まだだ。まだだぜ、俺はこんなもんで終わらせるつもりなんかない。 俺はにやりといやらしく笑って、震えるレナの身体に手を掛けた―――――――。
https://w.atwiki.jp/when_they_cry/pages/7.html
初夏を迎えた雛見沢は、今日も暑かった。 「こう暑いと、お供え物はカルピスかアイスが良いのです」 「・・・暑い時には熱いものが良いって言うじゃない? 今夜はキムチ鍋かしらね?」 「あぅあぅ、辛いのは苦手なのです、あぅあぅあぅ・・・」 「冗談よ。今夜は沙都子がアイスを買ってきてくれたから、それにするわ」 「・・・いぢめないで下さいなのです」 雛見沢分校もHRが終わり、下校時間を迎えた頃。 今日は「部活」もお休みという事もあり、圭一は帰り支度を整えていた。 「圭一、今日も頼むのですよ」 梨花が圭一の傍に寄り、シャツの裾を掴んでぐいぐいと引っ張った。 「あぁ・・・」 圭一はそのまま、梨花と沙都子に連れられる様にして教室を出た。 魅音とレナがその様子を見ていた。 「あれ?、この頃圭ちゃんって、梨花や沙都子と一緒に帰ってない?」 「ほら、梨花ちゃんはまだしも、沙都子ちゃんは独りでしょ?。 それで、にーにーの代わりをして欲しいって梨花ちゃんが頼んだみたいだよ、だよ」 「そっかぁ・・・成る程ね」 魅音はレナの説明に一応は納得しながらも、何処か腑に落ちない所が気に掛かった。 (さっきの圭ちゃん、付き添いと言うより“ドナドナ”の牛みたいに見えたけど・・・) 古手神社の裏手、離れの物置小屋が梨花と沙都子の住居である。 元物置とは言え、神主夫妻の“鬼隠し”から梨花の意向を受けて本格的に改装したので ガス・水道も通っており、小さいながらも風呂場も完備していた。 浴槽の中で、スクール水着姿の梨花が水を張った浴槽に浸かっていた。 日差しの強い暑い日でもあり、手軽に涼しくなれる水浴びを提案したのであろう。 すのこの上では、圭一が沙都子の身体をボール大の海綿で擦っていた。 「圭一さん、胸の辺りも擦って頂けます?」 沙都子は少し頬を赤らめ、恥らう様に言った。 「沙都子のじゃ何の有難みも無ぇよ。これが魅音かレナだったら俺も・・・」 圭一の素っ気無い反応は、沙都子の負けん気に火を付けた。 否、正確に言えば沙都子が仕掛けた罠に圭一が引っかかった、とでも言うべきか。 「私だって発育は良い方ですのよ!、どうせならじっくりとご覧なさりませ!」 ムキになった沙都子がスクール水着の肩紐を勢い良く外すと、膨らみが露となった。 小皿を逆さにした様な乳房で、確かに同年代の少女にしては発育が良い方である。 「沙都子が羨ましいのです。ボクのはもっとつるぺたなのですよ」 梨花も悪乗りして水着の肩紐を外し、小さな膨らみを露にした。 沙都子と同程度ではあったが、半脱ぎの水着の為か不思議な淫靡さを醸し出していた。 「お、おぢさんは、もっとボインちゃんが好みかな・・・かな?」 圭一は苦し紛れに魅音とレナの口真似をして誤魔化そうとした。 「ボク達は育ち盛りなのですよ? ボク達が更に育つには・・・にぱ~☆」 梨花は笑みを浮かべたまま、水着に海綿を2個入れて両手でわしわしと揉んでいた。 ・・・圭一が何を求められているか、嫌でも分かる仕草であった。 「魅ぃやレナに負けないように、しっかり揉んで大きくして貰うのですよ」 水着がはだけて露となった膨らみを、圭一は強弱を付けながら揉みしだいていた。 「こうして直に掴むと、結構あるんだな」 掌で転がすと、少女特有の硬く、張りのある膨らみの反応が返ってきた。 「そうですの・・・」 沙都子も精一杯肩を縮めて胸元に寄せている。彼女なりの精一杯の意地であろう。 「圭一さん、ここも味見もして・・・欲しいのですの」 肌を上気させた沙都子が、両手を頬の上に載せておねだりのポーズを取った。 「ん・・・」 膨らみに相応しい薄桃色の小さな蕾に、圭一の唇が重なった。 「圭一さん、どうですの・・・?」 小ささ故に敏感なのか、沙都子は小さな身体を時折ぴくりと震わせている。 「美味いぜ、沙都子」 その内に、圭一は蕾のみならず全体をくわえ込み、すすすと吸い上げた。 「ひゃぅぅ・・・」 「あと10年もすれば、魅ぃや三四もびっくりな牛さんおっぱいになると思うのです。 圭一が頑張れば沙都子の牛さんおっぱいをお腹一杯飲めるのです」 梨花はさり気なく、しかし凄まじい煽り文句で圭一を焚き付けていた。 「お帰りなさいませ、あ・な・た☆」 シャツにエプロン姿の沙都子が玄関で出迎えた。 質素な格好ではあったが、華美で無い分、沙都子自身の素材の美しさを 十分に引き立たせていた。美人と呼ぶに相応しい女性である。 「ただいま、沙都子」 「お風呂にします?、それともお食事ですの?」 「沙都子が食べたいなぁ~☆」 圭一は沙都子を抱き寄せると、エプロンの下のシャツのボタンを器用に外した。 そしてブラごと沙都子の豊かな膨らみを揉みしだいた。 「やっぱり沙都子のは大きいなぁ」 「でも、ここまであると綺麗なブラが無くて困りますわ」 「そのままでも十分綺麗だぜ・・・」 ブラジャーの前ホックを外すと、たっぷりとした乳房が飛び出した。 圭一はそのまま蕾にむしゃぶりつく。 「あん!、そんなにがっついては・・・あん!」 「うおおおおおおおお――――――――!!」 気が付けば、圭一は己の妄想に危うく萌え死にそうになっていた。 圭一は慌てて鼻から吹き出た血と口から垂れた涎を拭い、水着の中のテントを畳んだ。 余りにも直立していたので、最後は少し萎びた所を無理矢理形を整えて押し込んだ。 「に・・・圭一さん、私の・・・全てを受け入れて欲しい・・・」 沙都子は瞳を滲ませながら、仰向けになって足をM字に開いていた。 (沙都子って、こんなに艶っぽかったのか・・・って、これで良いのか俺!) 躊躇している圭一の背中に、相変わらず上半身を露にした梨花が覆い被さってきた。 「圭一、“据え膳食わぬは男の恥”なのですよ? 沙都子を幸せにすると約束したのです」 梨花は圭一の顔を覗き込むなり、にぱっと笑みを浮かべた。 ただし、今の圭一にとっては、さしずめ黒眼鏡の似合う園崎一家の自由業の方に “このまま逃げたら、どーなるか分かっとるだろな。鬼が淵の水は冷てぇぜ?” と、笑顔で迫られている場面に等しかった。 少なくとも、社会的に抹殺される事は確実であろうし、それこそ“オヤシロさま”の 祟りに遭って“鬼隠し”の目に遭うとも限らない。 ・・・恐るべし、古手梨花。 (えーい、こうなりゃもう自棄だ! 悟史、俺に力を!) 梨花の圧力(?)を受け、圭一は覚悟を決めた。 すっと臀部の布を捲って沙都子の秘所を露にし、剛直を当てがった。 身体が小さいこともあり、秘所も圭一のそれには少々大き目であった。 「ひっ・・・ぎぃ・・・、圭一さんのなら・・・」 「さ・・・沙都子ぉ!」 (沙都子・・・頑張るのですよ) 繋がったものの、狭い出口に苦闘する圭一と沙都子の姿を梨花が見下ろしていた。 沙都子の秘所は圭一の剛直を半分まで受け入れたものの、それ以上進まない。 「ボクが少し手伝ってあげますですよ」 そう言うなり、梨花は圭一の背中に乗し掛かった。 梨花の体重が圭一にかかると共に、剛直も一気に秘所に沈み込む。 「ぎぃぃ・・・は、入りましたわ・・・圭一さん」 「ぬぉぉぉぉぉ・・・入ったぞぉ!、沙都子ぉ!」 圭一の腰はしっかりと沙都子の臀部に沈み込んでいた。 通常なら暫くはピストンを繰り返すのであろうが、この場合は事情が違った。 「入れて早々だか・・・沙都子の良すぎて、俺、逝っちまいそうだぁ!」 沙都子の中は柔らかではあったが、やはり狭過ぎた。 その強烈な締め付けは、圭一の剛直をかなり消耗させていたのだ。 「いいですわ・・・、圭一さんの・・・受け入れたい」 沙都子のその言葉が圭一のリミッターを外した。 「うぉぉ・・・にーにーの特製ミルクだぞぉ!!」 沙都子は身体の奥にどくり、どくりと圭一から放たれたものが流れ込んでくる感覚を 全身で感じた。 「にーにーのみるく・・・お腹一杯ですわ・・・」 沙都子は破孔の痛みから身体を痙攣させながらも、秘所から圭一のピンク色の混じった 白濁した液体を零しつつ、達成感を含めた満足そうな表情を浮かべていた。 梨花は恍惚に浸ったままの沙都子の水着に付いた白濁液を掬って舐めると、 一息付いている圭一の首筋に両手を回し、そのまま唇を重ねた。 暫くして唇を離すと、梨花は圭一の瞳を凝視した。 「・・・これからは沙都子もたっぷり可愛がってあげるのですよ」 「・・・あぁ」 「所で、ボクも圭一のオットセイさんと遊びたいのですよ」 梨花はするりと水着を脱ぐと、圭一の剛直を己の小さな口に包み込んだ。 翌日も快晴であり、当然の事ながら暑い日差しは相変わらずであった。 「最近の沙都子ちゃん、何だかとっても明るくなったと思わない?」 「そのせいか、梨花ちゃんも元気そうだね、だね!」 沙都子は以前に増して元気になり、今日も教室で八面六腑の大活躍を見せていた。 哀れな圭一に「紐→チョーク消し→ボウル→金盥」の連続トラップを決めた後 (梨花によるアフターフォロー付きという辺り、抜かりが無い)HRの時間になっても 騒いでいる。 「圭一は沙都子にとってもとっても優しいのです。にぱ~☆」 「ほ~ほほほほ!、圭一さんは私の魅力にメロメロなのですわよ!」 「そ、そうだな。あはははは・・・」 一同はわっと笑ったが、圭一のそれは何処か虚ろに聞こえた。 「梨花、今度から、あの・・・圭一さんの・・・」 「圭一の、何?」 「せ、精液を飲むのは控えてくれると助かるのですよ」 「苦いから?」 「・・・苦くて生臭くて気持ち悪いのですよ」 「慣れれば乙なものよ。それとも、もっと苦いものでも頂こうかしら?」 「あぅあぅ、許して下さいなのです」 「冗談よ」 「・・・・・・・・・」 「でも、この分だとじきに沙都子の母乳が飲めるかも知れないわね」 「あぅあぅあぅ・・・」 今日も雛見沢は平和であった。
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発表会 ~はーれむ?~の続き このままじゃ全員が圭一の手篭めにされる。 この変態男のハーレムに入れられる! なんだかすっかり楽しい放課後の罰ゲームみたいになってるけど……これは異常。 絶対に異常なのよ! 有り得ないありえない! だ、だってね? ほらほらほら! 圭一はあいかわらずオットセイを出してるのよ? もうぶらんぶらん丸出しなのよ!? 女の子にそんなもの見せつけないでって! ふ、普通に犯罪でしょうが!わかってんの! あんなビンビンに大きくして……ガッチガチに硬そうで……も、もう見てられない。 し、しかもさ? 私達を『オカズ』にしてるのよ? この男、すごいいやらしい目で見てる! こんな屈辱的なこと、許せないでしょ? うああああ身体じゅうがゾクゾクするぅ……。 なのに、なのになのになのに! なんでみんなこの男の口車に簡単に乗せられちゃうの? 圭一はなおもオットセイをピョコンピョコン。 お辞儀させていく。 それはもういいわ……。 どうも魅ぃと沙都子を狙い撃ちしているらしい。 イスに座っている彼女達の顔にグググっとそれを近づけていく…… 「ほーらほらほらそこで笑ってる魅音!沙都子! 俺のオットセイはおもしろいだろう? 別にぜんぜん怖いことないんだぜ~? むしろかぁいい! 魅音ほらみおーん!」 「ちょ、ちょっと圭ちゃん、わ、わかった! わかったからそんなに近づけないでって! お、おじさんもうお腹が耐えられないから……お、おもしろいよたしかに!認めるから! 圭ちゃんのオットセイはかぁいくておもしろいって! あは!あははははは!!!」 「よーし魅音は堕ちたな! じゃあ次は沙都子だほら! に~に~のオットセイだぞーほら~ほらほら~さーとーこー我が妹よー!」 「ぶ、ぶふぅっ! け、圭一さ、そんなふうに呼ばないでくださいまし……ただでさえおかしいのに………あは!あはははは!!!」 「よっしゃー沙都子も堕ちた! おっぱい部長とに~に~大好きっ娘 陥 落 だ ぜ!」 してやったり、って顔で圭一がガッツポーズ。 ……なにこれ? 有り得ないってば。 なんで魅ぃも沙都子もそんなに笑ってるの? さっきまでの羞恥と嫌悪はどこいったのよ! そ、そりゃあ私だってちょっと笑っちゃったけど、今はもう冷静。 至ってクール! やっぱりこの状況は異常だもの! 冷めたら急に恥ずかしくなってきた! ……へ? そんな気にすることもないのですよって、あ、あんたはそりゃあいいけどね! どうせ見慣れてるんでしょ! あんた時々圭一の着替えとか覗いてるじゃないこの変態! 私はまだあんなものまともに見たことないの! さ、触ったことだってないんだから! 今だってとてもじゃないけど直視できない! 圭一のだからってこれは無理よ無理……。 私のそんなきもちも露知らず、圭一は更に次のターゲットに狙いを定めていく。 そう。 あと他に彼のオットセイに落されず残っているのは私以外だと……。 「魅音、沙都子ときて……くっくっく、じゃあ後はいよいよレナだなぁ? うへへへへ♪」 「ひっ!? け、圭一くん怖いよぉ……そんな目で見ないで……」 圭一のギョロリとした目つきに、レナはビクンと肩をすくませる。 彼女の鼻先にオットセイを近づけていく圭一。 かわいそうに……。 ……でもこうなったらもうレナだけが頼り。 この鉈女にやってもらうしかないわ! さっきの圭一のお辞儀にも平気だったし、頭の良い彼女ならまだクールなはず! ……魅ぃと沙都子はもうなんか慣れちゃってる。 羽入はもともと興味津々。 ダメだー。 レナなら、この竜宮礼奈ならやってくれるはず! なんとかしてくれるはずよね? そう、いくら罰ゲームだからってエッチなことはイケナイんだよー!って感じこう……。 ……そうだ!そうだそうだそうだ! あ、あれよあれ!得意のレナパン! あれがあった! あれでこの変態男とエロ神様をポコポコポコーってやっちゃって! 今すぐ今すぐ! そ、そうすればもう元通り! あーやっぱりレナにはかなわないねーあはははってみんな楽しく笑いあって終わり! いつものお流れ! それでいつもの部活メンバー雛見沢! ああだからはやくはやくレナ、おねがい! この異常な雛見沢を終わらせて……? そしてついにググっと。 もうグググっとオットセイがレナの顔に近づく。 あんなに……に、匂いとかだいじょうぶなの? 「はっはっはーどうだレナ? 魅音も沙都子も羽入ももうこのオットセイにメロメロだぜ~?」 「はぅ……け、圭一くん近い、近いよぉ……レナのお鼻に付いちゃう……」 「おう付けちゃうぜ? このままちょこんとそのかぁいい鼻に付けちまうぜ~? だからおまえもよく見てみろって! どうだかぁいいだろ? なんなら触ってもいいんだぜぇ~?」 「はぅ……そ、そんなこと言われても……」 圭一にセクハラ言葉を浴びせられ、レナはもう顔をみるみるうちに赤らめていく。 ああ……馬鹿ね圭一、大馬鹿だわ。 バーカバーカ自ら墓穴を掘ったわね! 見せるだけまだしも、触っていいだなんて。 それはあのレナにはとどめよとどめ! ほら見なさい、うつむいちゃった。 これはきっとレナパンの『ため』ね! あーあ圭一やっちゃった圭一。 飛んでくるわよすんごいのが。 もう終わりねくすくすくす。 羽入、あんたも終わりよ? 今すぐ逃げた方がいいんじゃない、間に合わないだろうけど。 だってほら、レナがもう手をあげた。 あの招き猫みたいな手つき。 間違いないわね。 ほーらほら、圭一のオットセイに手を伸ばして……………へ? オットセイ……に? ぷにょん♪ 「おおう! ……うほおおお! ちょ、レ、レナぁ!?」 「……かぁいい♪ 圭一くんのオットセイさん、たしかにかぁいいかもぉ……♪」 「そ……そうだろうそうだろう! だから言ったんだぜぇ? 別に怖いことないって!」 「うん♪ ごめんね圭一くん、レナ誤解してた。こんなにかぁいいのにね~なでなでなで♪」 「そうだろうそうだろう! うおおすげえすげえレナが俺のを撫でて触ってうほほほー♪」 …………へ? ちょっと、ま、まって。 レナ? あんたなにやってるのーって。 レナは圭一のオットセイにちょこんと手を乗せると、それを撫でるように動かしていったの。 表情もさっきとはうってかわり、いつも私や沙都子を可愛がる時のあれ。 かぁいいモード。 ニコニコしながらかぁいいよ~う♪ 圭一のオットセイをナデナデしていく。 圭一は興奮。 可愛いレナに触られて大興奮。 きもちわるい声で喘いでいくの……。 「あ~かぁいいかぁいい~♪ こんなにかぁいいのなんで怖がってたんだろ~はぅ~♪」 「く、くおおおう! レ、レナおまえ、ちょ、ちょ、ちょっ! ああ、そ、そこはもっと優しくぅ!」 「かぁいい~かぁいいよ~♪ オットセイさんピクピクしてるね? もっと撫でてあげる♪」 「うおおおお、こ、ここまでしてくれるなんて! レナおまえなんで急にそんな大胆にぃ!」 「えへへ♪ だって魅ぃちゃんと沙都子ちゃんがかぁいいって言ってるんだもん。 そうしたらレナもなんだかそういうふうに見えてきちゃって……はぅ~たしかにかぁいいよ~う♪」 私にはよくわからないけど、レナはオットセイのきもちいいツボをちょうど触っているらしい。 先っぽあたり。 そこを撫でられる度に、圭一は気持ちよさそうな声をあげていくの……。 ああ……だめだめレナ、その思考はダメ。 女の子特有のそれは今はダメなのよ……。 周りの子がイイって言ってるから、自分もイイと思っちゃう。それはこの状況では最も危険! あ、あなただけはまだ冷静だったはずでしょ? クールだったはずでしょ目を覚まして! かぁいいもの好きのあなたが、よくここまで圭一のオットセイをお持ち帰りしなかったと思う。 それはすごいこと。 魅ぃと沙都子は『お辞儀』で堕ちちゃったけど、あなたは平気だった。 わかってる。 性のことでふざけるのはよくないと思ったのよね? 真面目なあなたらしい。 まあところどころ欲情してたようにも思うけど……それでもここまで我慢したのは立派! ああだから……どうかあなただけは堕ちないで! 羽入はもう最初からノリノリ、私は無理! それにあなたがそうしちゃったら、たぶんあの子もそうしちゃう。 おっぱい部長さんも! だってあなたにやきもちを焼くにきまってるもの。 同じ人が好きなゆえの嫉妬心を……。 「圭一くんのオットセイかぁいい~かぁいいよ~♪ なでなでなで……♪」 「あ、そ、そう、そこもっと! そこもっと撫でるようにお願い! お願いしますおう、さ、さいこー! さいこーだぜレナ! おまえがこんなに話のわかる子だったなんてひいひい!」 「………………………」 ……ほらやっぱり。 さっきまであんなに笑ってたのに、今はレナの隣でやきもきしてるわ。 圭一とレナ。 大好きな人と親友の甘い?情事を顔を赤くしながら見つめてる。 そしてきっとこう考えてるわね。 レナいいなぁ……圭ちゃんもすごくきもちよさそう……あたしもしたい……でもでも……。 そんな顔してる。 してるしてる。 もうほんとバレバレ。 バレバレだから魅ぃ! ……でもまあ、思うだけよね? だってこの子は純情だもの。 行動には移せないはず。 私の考えすぎだったかしら? レナはもう触りまくっちゃってるけど、魅ぃは平気へい……。 あ……あああ!?ダ、ダメ、ダメダメダメレナッ!? そ、その子の手を取っちゃダメーッ! 「かぁいいよーねぇ魅ぃちゃんかぁいい♪ ほら、魅ぃちゃんも触ってみよう? ね?」 「……へ? い、いやいやいやおじさんはいいよ! だ、だってこんなところ……」 「えーいいじゃんいいじゃん♪ ほら、レナと一緒に触ろう?オットセイさんかぁいいよー♪」 「あ、ちょ、ちょっとレナ……ま、まずいってまずいーあー!?」 ……レナは魅ぃの手を取る。 取ってしまう。 そして圭一のオットセイへと持っていくの。 まるで、こっちのお菓子もおいしいよ? ほらほら食べてみなよ? って感じ。 これも女の子に有りがちな光景。 友達に誘われたからやっちゃいました的な……。 ましてや圭一にはベタ惚れな二人だもの。 そりゃあ魅ぃだって断われ……ない? レナの可愛らしい手に加えて、魅ぃの柔らかそうな手がちょこんとオットセイに触れていく。 「くお!? うおおおこれはすげえレナどころか魅音まで! ようこそおっぱいうひょー!」 「ひっ!? あ、ちょ、ちょっと圭ちゃんレナ! あ、ああああ、さ、触ってる! お、おおおおじさんの手に、ゆ、指にあああああオットセイイィィィ!?」 「あはははは、魅ぃちゃん落ち着きなよー。 そんなに怖いものじゃないよ? ほらほら♪」 怖くない怖くない、と示すようにレナはツンツンと圭一のオットセイをつついていく。 先っぽのなんだか真っ赤になってるとこを指でツンツンしちゃってる。 レナ……あ、あんた触るの初めてじゃないの? どうしてそんな抵抗なくイケルのよ! しかも圭一のオットセイもしっかり反応している。 レナがつつくたびピクピクしていくの。 きもちいいってことなの? レナにツンツンされてきもちいい? まるでペットみたい……。 魅ぃもレナが遠慮なく触るから少し抵抗を和らげたみたい。 誘われてしかたなくって感じに、オットセイに手をかぶせていくの……。 「……う、す、すごい。 なんかすっごく硬いね、これ? ガ、ガッチガチじゃんさ……」 「うんうんそうなの。 ほんとにカチカチなんだよ♪ レナ達に触られてオットセイさん緊張してるのかなぁ? はぅーかぁいいよーう♪」 「いやいやいやレナ、これはちがうぜ? 緊張ではなく怒張、あるいは拡張あそこそこそこ! そこイイ! なぁ、ちょ、ちょっと指で先っぽの穴のとこ触ってくれない? くれないか!」 「ふえ? さ、先っぽって……ここ、かな? かなぁ?」 レナは圭一のお願いにさも当然のように従ってしまう。 ……なんでよ。 指先をオットセイの……なんか割れ目みたいになっているところに持っていっちゃうの。 どうしてそんな簡単に触っちゃうのよ。 あんたいつから圭一のメス奴隷になったの? しかも魅ぃも同じ。 レナが触っていくと、オドオドしながらも同じように指を這わせていくの。 ああ……そんな大胆にイっちゃう? そ、そこあれよね、おしっこが出てくるとこじゃ……。 「さ、先っぽってさ。 ここのこと圭ちゃん? なんかくぼんでるところあるけど……」 「お、お、お、ナイスナイス魅音!ナイス頭首様! ズバリそこ!ズバリそのくぼみ! あ、あ、あ、きもちイイ! レ、レレナもレナも! おまえのはぅ~な指先ももっと、もっとぉぉ~!!!」 「うん、ここだよね? 魅ぃちゃんと一緒に触ってるよ♪ なんだかヒクヒクしてるけど……」 「ああ、き、きもちイイんだ! そこ触られると男はもうものすごくたまらんのだ! うおおあの竜宮レナと園崎魅音が俺の鈴口を! にょ、尿道責めなんてこりゃたまらーん!!!」 「あはははは圭一くんおもしろい♪ ここが圭一くんの弱点なのかな? かなー?」 「あ、ちょ、ちょっとレナそんなに激しく……イ、イイわけ? じゃあおじさんも……」 圭一のあえぎ声を聞くとレナと魅ぃはちょっと嬉しそうにはにかんでいくの。 そ、そりゃあ大好きな人が喜んでくれてるんだから、ちょっとはわからないでもないけど。 でもそこ、汚いのよ? おしっこが出てくるところなのに、なんでそんな簡単に触れるの…。 ああ、ゆ、指が……レナと魅ぃの指がもう生き物みたいに這ってる。 動いちゃってる! 割れ目のとこをツンツンツン♪ スリスリスリ♪ ズプズプズプ♪ い、入れちゃってる! これはもう『愛撫』だわ。 魅ぃとレナが圭一を愛撫しちゃってる。 もちろん性的な意味で! 大体わかってるのこの三人。 あのね。 なんかすっかり無視しちゃってくれてるけどね? わ、私達がいるのよ? バッチリここで見ちゃってるのよ? 梨花ちゃまと沙都子ちゃんが! 羽入はともかく、幼女が二名! まだそっちの知識すら皆無の幼女が二人見てるの! そ、そりゃあ私はまだいいけどね? 百年も生きてればこの程度で負けるものかって! でも今私の隣にいるこの天使……沙都子にはこの光景はきつすぎるでしょ! もう声すらでてこないんだわ。 見なさい、なんだかボーっとしてる……放心状態だわ。 なのにあんた達はやれ大好きな人にベタベタベタベタしていって! もちろん性的に! …………帰ろう。 もう帰ろう、家に。 沙都子との愛の巣に! 今すぐ帰るの! どうせ罰ゲームなんてもう成立してないんだしね。 第一『見る』だけじゃなかったの。 それが今やもう圭一のオットセイおさわり会。 私達がいる意味もないわよね? うんそれがいいわそれが。 後は三人でお好きにどうぞ! 私と沙都子は帰るから! あとあんたも好きになさい! さっきからあうあう欲情してるのもバレてるし。 このエロ神! さあ帰りましょう沙都子。 これ以上あなたのその綺麗な瞳を汚すわけにはいかないから。 見ちゃダメよ見ちゃ。 こんなの無視して早く家でボクとちゅっちゅしようなのですよ~♪ 私は隣に座っている沙都子の手をギュっと握り締めた。 帰る帰る早く帰って沙都子とー♪ 「み~♪ 沙都子、そろそろ帰りましょうなのです。 今日のご飯の材料を買いに行かないとなのですよ? ほらほら行こうなのですー♪」 「…………………」 「そうです、今日はボクがお夕飯当番なのでした。 沙都子は何が食べたいですか? なんでも好きなものを作ってあげるのですよ♪ にぱ~♪」 「…………………」 「……あ、あの、沙都子? ボクの話、聞いているのですか? もしもーしなのです……」 握りしめた手をもう一度引っ張てみる。 けど沙都子は一向に反応してくれないの。 それどころか私の言葉すら聞いていらっしゃらないようで……。 ちょっと沙都子、聞いてないの? え、え、無視? 無視されてるの、私? あれ、でもちょっとちがう。 無視っていうよりこれは……聞こえてない。 そんな感じ。 お耳なくなっちゃったのですか? 耳がないないなのですかそれはしょうがないですね。 ……そんなわけあるかって。 今でもそこにピョコンと生えてる。 可愛いらしいのが。 ちょ、ちょっと沙都子どうしちゃったの! ねえ平気ちょっと! さーとーこー!? まさかあまりにも圭一のオットセイがアレすぎておかしくなっちゃったとか? あああ!? ああ、そ、そういえばどこか目がうつろだわ。 なんだかボーっと見とれているような……。 ……見とれてる? 見惚れてるってなによ。 そもそも何に。 何、なに、ナニに? 私は沙都子の目線を追ってみる。 そのまん丸な瞳から発せられる視線の先を見る……。 するとそこにはあの子達。 ああやっぱりやっぱりあの子達。 そんな気がしたわ……。 もうすっかりエロエロ雰囲気を撒き散らしているオスとメス達。 しかも何あれ……ちょっと。 「うおおおお、す、すげえぜ羽入!? おまえこんなテクどこで身につけたんだよう!?」 「ふっふっふ、甘いのですよ圭一。 僕は千年も生きてるオヤシロ様なのですよ? この程度のオニャテク朝飯前なのです! ほらこうやってオットセイを上下にですね?」 「お、お、おおおお、き、きもちいい! 自分でするより全然イイぜなにこれ新感覚!!!」 「はぅ、す、すごいね羽ぁちゃん……そんな大胆に動かして……」 「ちょ、ちょっとやりすぎじゃない? そんなシコシコ擦るのはさすがにさ……まずいよ」 「なに言ってるのですか魅ぃ!レナ! 二人とも将来、この圭一の妻となるつもりならこれくらいのエロテクできないとダメなのですよ? ほらほら特にこの裏のところをですねこう」 「く、くおおおおおさいっこーオヤシロ様最高ー! 雛見沢のエロ神様さいこおおぉぉぉ! ああほらほらレナと魅音も見習うんだよ! 羽入様のありがたいご教授しっかり聞いて俺のために俺達の将来のためにああもっとーもっとおぉぉぉぉぉ!!!」 …………なにあれ。 どうなってるの。 一人増えてるし。 もうひどいのが。 いつのまにかあの子もすっかり圭一のオットセイをお触りしてる。 参加してるし。 まずい。 あれはまずいわ。 なまじ知識と経験があるだけまずい。 性質が悪い。 よっぽど上手いってこと? レナと魅ぃも関心してるわ。 羽入のオットセイの扱い方を…。 あんなに激しくして……指で先っぽとか裏のとことかものすごく弄くりまわしてる。 変態だ! しかもうっすらこう……じょ、上下させてる? シゴくっていうやつ? 竿全体を。 あれってさっき圭一が自分でやってたのと同じ動きじゃない。 つまりその、オナニューと。 「ほーら圭一~? 経験不足のレナや魅ぃではなく、ボクを奥さんにすれば毎日毎日こんなきもちいい手コキをしてもらえるのですよ~?どうですか~元人妻のテクニックあう~♪」 「ああああしますしますします奥さんにします! だからもっともっともっとシゴいてぇぇぇプリーズプリーズ! うおおすっげえきもちいいですぅぅぅ羽入様あぁぁぁぁ!!!」 「もう! 圭一くんたら、それレナ達にすごい失礼だよ~! ぶ~ぶ~!」 「え~おじさん達がいままでさんざ触ってあげたのに一発でこれ~? ぶ~ぶ~( ・3・)」 …………そういう問題じゃない。 レナ魅ぃ、そういう問題じゃない! 羽入のやつ、まさかここまでエロエロだったなんて。 ほんとにエロ神様だったのか……。 あれは間違いなく手慣れた手つきだわ。 だってあの圭一が吼えるくらいだもの。 よ、よっぽどきもちいいの? 奥さんにしちゃうって、い、言っちゃうほど? へ、へ~。 オットセイだってもうすごいことになってる。 あんなビンビンになっちゃって……。 ふたたび沙都子を見てみる。 まだ私の握った手に気が付いてないし。 寂しい……。 ……なんだかポーっとしてるわ。 視線はあいかわらず止まっていて、顔ももう真っ赤。 あ~、あのね沙都子。 まさかとは思うけどね? まさかまさか、まさかとは思うんだけどね? あなた……もしかして触りたいの? あのオットセイに。 圭一のペニスに? レナや魅ぃがしたみたいに、指で先っぽをホジホジしたいとか思ってる? それどころかそれどころか、羽入みたいにエロエロにシゴいたりまでしたいって、思ってる? そ、そんなわけないわよね? だってだって、いつも私がイイって言ってくれたじゃない! 梨花の唇、とても柔らかいですわって! 梨花のおっぱい、とってもおいしいですわって! 昨日だってたくさんたくさん抱き合った! いっぱいいっぱい愛し合った! 求め合った! 女の子の方がイイって! 男の人なんて汚らわしいだけですわって! そう言ってた! そ、そりゃあ悟史とかはべつにしてもよ? 汚いオットセイなんて大嫌いって言ってた! それなのに……それなのにその目はなぁに? もうすっかり『女』の……目じゃない……。 「あうあう~ほらほら沙都子!梨花!二人も来るのですよ! 僕達と一緒に楽しいオットセイ談義に花を咲かそうなのですよーあうあうあうー!」 あいつのせいだ。 あのエロ羽入があんな楽しそうにしてるから、沙都子が興味を持ってしまった。 しかもなんなのその手招き。 まさか私と沙都子まで参加させようっての? バ、バカか! アホなのねアホ! 「お、おおおおお、そ、それはいい!それはいいぞ羽入!ナイスオヤシロアイデア! こ、このうえ更にあの二人も加われば、ハ、ハーレムの完成じゃねえか!うひひひひ!!」 ……何言ってるのこいつも。 そんなの倫理的にダメに決まってるじゃない!バカ! ただでさえ目に触れているだけでもアレなのに、私達に触れだなんて……この真性! 変態だスケベだとは思っていたけど、まさかここまでとは思わなかった。 危険危険危険! まずい。 へたをすれば私と沙都子はこの圭一に●される。 この真性ロリペドに。 もっともこんな時あの二人なら止めてくれるんでしょうけど、それも期待できないでしょうね。 だってほらーあの二人も今やもうー。 「はぅ~、ほらほらおいでよ沙都子ちゃん梨花ちゃーん♪ 圭一くんのオットセイさんとってもかぁいくておもしろいよー? レナ達と一緒に遊ぼーよーえっへへへへ♪」 「お、たしかに仲間外れはよくないね~はいはい部長命令! おじさん達と一緒に圭ちゃんオットセイ弄くりまわそー梨花ちゃーん沙都子くぉー( ・3・) うっへへへへ♪」 ……この有様だし。 しかも何なのその危ない目つき。 ちょっと濡れてるじゃない。 大好きな人のを触ってたら興奮しちゃった♪って? 女として濡れちゃったって? あんた達二人が止めなくてどうすんのよ! おまけに誘ってくるとかありえない! さ、沙都子! こうなったらむりやりにでも連れて帰るわ! ほら早くイスから立っ……。 「圭一さん……にーにーのオットセイ……レナや魅音さんと一緒に……」 あ、あああ!? さ、沙都子の目が! 沙都子の目がキラキラしてる! しちゃってる! にーにー♪ にーにーのオットセイ♪ にーにーのにーにーが呼んでる♪って顔してる! これはマズイ。 かなりマズイわ。 レナと魅ぃが呼んだおかげで彼女の抵抗が薄まってる。 ……ああ、な、なんで? なんで立つの沙都子? なんでそこで立っちゃうのよぉ……。 「ま、まったくあの方達は……しかたないですわね! ほら梨花わたくし達も行きますわよ。 仲間はずれなんて嫌ですものねはいはい行けばいいのでしょう行けば!」 「え、えええ!? ちょ、ちょっと待ってなのです沙都……あ、あ、あ、アッー!!!」 沙都子を連れ帰ろうといまだ握っていた手。 それが逆に裏目に出た。 ギギギっとイスを圭一の元へと引いていく沙都子。 それに私も一緒に連れて行かれる! あの魔の巣窟、エロエロオットセイ地帯にむりやり手を引かれていくのだった……。 そしてすぐ着く。 ほんとすぐよすぐ。 だって目と鼻の先だもの! 短い休憩でした! 圭一のオットセイに群がる女達。 いや痴女達。 メス達! そこで私達は顔を真っ赤に蒸気させたエロエロ鉈娘に迎えられた。 「いらっしゃい沙都子ちゃん梨花ちゃん♪ ようこそ圭一くんのオットセイランドへ~♪」 何よそのネーミング……ていうかあんたもうすっかりできあがってるじゃないの。 冷静だと思ったのに。 あなただけはクールだと思ったのに、今や圭一くん大好きっ子ね! 「ほいほい、おじさんの隣に来ていいよ~? 北条家と古手家の特等席はこの園崎家次期頭首、園崎魅音がしっかり取っといたから安心しなね~?( ・3・)」 誰がうまいこと言えと……あとそのおちょぼ口ムカツク。 乙女モードはどこいったの魅ぃ? ああありがとうねわざわざ場所を開けてくれて、でも余計なお世話よこのデカパイ頭首! 「あうあう~ついにボクの沙都子と梨花がお出ましなのです♪ ウェルカムなのですよ。 ボクはもうこの幼女二名が圭一の暴れん棒をお触りするのが楽しみで楽しみであう~♪」 そう、あんたのせいよ……あんたがヘタにこんなエロエロ雰囲気にするからこんなことに! 家に帰ったら激辛キムチをたらふく食いまくってやるわもっとも無事に帰れたらだけどねぇあはははははは笑えるわねぇ!!! そうして私と沙都子は三人の痴女に迎えられた。 しかもそこは特等席。 圭一のオットセイの真正面にイスを置いてくれたの。 さすが年上ご丁寧にどうも! 気づいたらもう目の前。 前原圭一がもうすぐ目の前だわ。 性的な意味でもね♪ わからない?ほんとはわかってるんでしょ? わざわざ私の口から言わせたいんでしょう? すぐ目と鼻の先におちんちんがあるって言ってんの! ビンビンなのがあーるーのー!? さっきは遠いぶんまだわからなかったけど、近くで見ると……ああ……あーあって感じね。まあでも……たしかにすごい……大きさとか太さとか、ね。 興味深いことはまあ……。 圭一もなんかソワソワしてるし。 見られるの恥ずかしいの?かわいいわねくすくすくす♪ ってやってあげたいけどそれは無理だわ。 だって……だってあんたさ……。 「おおおおお!? ついに来たキタ俺の幼女達が! ほーれほれほれもっと近くで見ていいんだぜー? そうだ、よく見えるようにしてやるぜ! ほら沙都子と梨花ちゃんにもこんにちわ♪ おっとちがったちがった初めまして♪ お初にお目にかかります初めまして♪だったなー! うへへへへ!!!」 ……………変態。 この変態男はわざわざ背中をグーンと反らし、私達によく見えるよう腰を突き出してくるからたまらないの。 ほんとにたまらないわって……もうカンベンしてって……泣きそう。 そんなにおもいきり突き出してきて、沙都子と私の顔にでも付けるつもりか! そうなのか! そのつもりなのねぇ変態。 そこまでド変態あんた。 こんな幼女にまでセクハラ魔人か! そんなに前に出されたら、沙都子の目に入っちゃうじゃない! 私の天使の瞳にこんな汚らわしい男のが映りこーんーじゃーうーやだやだやだー! ……沙都子も意外と興味深々だし。 あーすごい、ちゃっかりまじまじ見てたわ……。 「す、すごいですわ……こんなに大きくなるものなんですの? もうわたくしの腕くらい…」 「ふっふっふ甘いぜ沙都子! レナと魅音と羽入にさんざお触りされたが、これでもまだ八割ってとこかなぁ? 最大興奮時には更に大きくなるのさ! もうビンビンにおっきおっきするぜぇ? これから沙都子と梨花ちゃんまで触ってくれたらなぁ~うひひひひ♪」 「!? な、何を言ってるんですの! わたくしが、こ、こんなものに触るだなんて……」 …………セクハラ大王だ。 まさかこんな幼い私達まで毒牙にかけるつもりなの、圭一。 しかも沙都子も何よその顔。 そのちょっとツンデレ風味の顔はなに裏切りものぉぉぉ! そ、そりゃあ私だって驚いているけどね? こんな近くで見たことなんてなかったし。 こんな……私達の二の腕くらいあるっていうのに、まだ大きくなるって? は、八割? しかもなんなのこの形……ていうか、け、血管がすごい! もうビキビキになっちゃってる! こんなになって痛くないの。 ほんとに痛くないの圭一? す、すごい……。 先っぽはなんか、トマトみたい? よく熟した果物みたいに赤くパンパンに張っちゃってる。 うー、んー……あれね。 まあ認めたくない。 認めたくはないけれど……。 たしかにすごい。 これはすごいかもしれない。 レナ達のきもちもちょっとわかる……かも。 「ほーらどうだ梨花ちゃんも? 沙都子みたいにもっと近くで見ていいんだぜー? 俺のオットセイはすごいだろー?」 「すごいのです……圭一のオットセイ、パンパンのビキビキさんなのです……」 「おおお!?オ、オヤシロ様の巫女まで!あの梨花ちゃまのお褒めの言葉まで頂いたぜ! いや頂きました! ありがたやーありがたやー我が愚息もとても喜んでおりまするー!では不肖この前原圭一めがオットセイ奉納演舞を巫女様にお見せ致しますね!!!」 …………まずい。 あまりにすごいからつい口に出しちゃった。 失態だ。 更に圭一を調子に乗らせちゃうし。 こいつもうどんどんテンションあがっていくわね……。 し、しかもなに? なんて言ったの? オットセイ奉納演舞? 一体なんなのよそれ……。 「じゃあいくぜ梨花ちゃん! いやいかせて頂きます梨花ちゃま! ほーれほれほれ! これが我が前原家が独自に振り付けしたオットセイ奉納演舞でございますー! 腰の振りとペニスの動きだけであなた様の踊りをこんなにも見事に再現しているのでございますよ~? ほーれほれほれ特にここを見てくださいませここ! この亀頭の動きこそあのあなた様がクワで布団から綿を取り出す迫真のシーンを忠実に再現しておりましてですね……」 ………………ああ、わかった。 わかったわ、うん。 もうわかった、圭一。 そうね。 あれね。 あれでしょ。 あれか。 あんた。 おまえ。 古手家バカにしてんだろ? それ。 前原は古手にケンカ売ってるわけか? わけね? 家ごと馬鹿にしてるわけか? なんだ奉納演舞って。 なんだその動き。 ふざけてんの? ふざけてんのよね? おい。 ……ちがうって? へーそうちがうのーでもねー私はそんなの信じないーくすくすくすー♪ だってね。 だってさ? 普通はそんなことしないでしょ。 古手家頭首の私の前で。 あんたさ。 私がどれだけさ。 毎年さ。 あんな重いクワ持ってさ。 がんばって舞ってるか。 わかってないでしょ?知らないからそんなことできるのよね? だから馬鹿にできんでしょ? ……上等じゃない。 前原と古手で戦争するか? にっぱにぱにしてやんぞこらー!!! 「見てくださいませ梨花ちゃまほらみんなも見てみろーほーら回転回転大回転そしてここで腰を突き出して綿をいや腸をググっと取り出してそれ綿流しー!」 「け、けいいちく……や、やめてレナ、お、おなかいた、い……くふぅっ!!!」 「ちょ、ちょ、ちょ……そ、それ、はないっしょ……け、けいちゃ……ぐふぅっ!!!」 「あ、う、あうあ、うあ……け、けいいち、おもしろすぎなの、で……ぶ、ぶほぉっ!!!」 ……みんなゲラゲラ笑ってるし。 ああ沙都子までそんなケラケラしちゃって!!! 「ほーら沙都子もこのにーにーの圭一の奉納演舞をごらんあれーぐるぐるぐる」 「や、やめてくださ、まし……圭一さ……し、しぬ……しんで、し、ま……いま、すわ……」 …………どうしよう。 沙都子が笑い死にしそう。 しそうらしい。 私のせい? これ、私のせいか? 古手家のせいか? 奉納演舞。 そんなおかしいか? 沙都子はもうすごく楽しそうだし。 ぐるぐるぐるぐる。 オットセイの舞いにもう大喜び。 最初はあんなに毛嫌いしていたのに、もうまったく抵抗がなくなっちゃってるし……。 なんなの。 なんなのこの展開! ああやだやだなにこれ! もういいかげんにして! おさわり会 弐 ~はーれむ?~に続く -
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「……ん、ふうぁ、……ふふふ。ごめんなさい、ちょっと私ばかり楽しんじゃったわね。……まぁ、こんなに大きくしちゃって。さっきのことを思い出してたの? なら、よっぽど気持ちよかったのねぇ……。安心して、さっきとは比べ物にならないくらい良いことをしてあげるから、くすくすくす」 そんな、どす黒いオーラを出す俺の姿にも関わらず、鷹野さんは相変わらずの艶やかな声で俺を挑発する。 そして、長い間自分の胸を弄り回していた手の動きを止め、ゆっくりとこちらへ近づいてきた。 さっきとは比べ物にならないこと? それは、一体どんなものなのだろうか? あれ以上の快感が味わえるというのか? そんな俺の期待が、鷹野さんが一歩こちらに近づいてくる度に大きくなってゆく。 鷹野さんはさっきの位置、つまり俺の後ろには行かず、更に横を通り過ぎ、最終的に布団の上で座っている俺の正面に止まり、こちらへ振り向く。 俺は鷹野さんの挙動を一つも見逃さないように見つめていたため、その瞬間鷹野さんと目が合った。 鷹野さんが笑い、徐々に姿勢を低くする。そうして、投げ出されている俺の両足の前に膝を落とし、更にこちらへ顔を近づけてきた。自動的に、双丘もこちらに迫ってくる。 股間のすぐ上で二つの柔肉が揺れ、俺は息を呑んだ。乱れた黒いブラに包まれたそれらは、すっかりローションに汚されていて、いやらしく濡れ光り、その曲線美が俺を誘惑した。 鷹野さんはそんな俺の様子を妖しく笑い、更に体をゆっくり降ろしてゆく。……それによって、双丘の影が徐々に俺のモノを隠してゆく。 「……ぅあっ」 そして、ついに俺の棒の先が下乳にさわり、その刺激で俺は小さく声を上げた。だが、鷹野さんは動きを止めず、更に体を下げていく。 その結果、乳房に塗られたローションが潤滑油となり、俺のモノはブラに包まれた二つの柔肉の間にゆっくりと吸い込まれる。俺は、なすがままに快感を受け入れ、その光景を見つめていた。 ……そして、ついに柔肉が俺の棒の根元に到達する。 肉棒は二つの乳房に完全に飲み込まれ、亀頭のみが僅かに谷間から顔を出していた。 鷹野さんの乳房の間を通り抜けたそれは、ローションなのかガマン汁なのか、はたまた精液なのかわからない液体で光り、嬉しそうにヒクヒクと痙攣している。 その状態だけでも、肉棒から伝わってくる快感は凄まじいもので、四方八方から包んでくる柔らかくヌルヌルした感触に、俺は体を捩じらせた。 「……くすくす。じゃあ、動くわよ?」 そう言って、鷹野さんは俺の両横に手を付き、その状態のまま体を上下に動かす。それによって、乳房も激しく上下運動しはじめ、俺の棒はその柔肉でニチャニチャと擦り上げられた。 当然、俺に伝わってくる快感はかなりのものだ。鷹野さんの柔らかい乳房で亀頭を中心にヌルヌルと刺激され、本当にさっきとは比べ物にならないくらいの快感が俺を支配する。 また、俺の堅い肉棒に押さえつけることによって、大きく形を変える乳房の姿は、見ているだけで股間に力が入るほど卑猥で、俺の興奮は肉体的にも精神的にも頂点近くに上っていた。 「うわっ……はぁ、……っぁうぁ……はぁ! た、鷹野さ、んぅ……は、つ、強すぎ……はぁっ……!」 俺は大きく息を乱しながら制止の声を上げる。このままでは、あっという間に達してしまう……。だが、鷹野さんは俺の言葉など耳に貸さず、更に強い力で俺の肉棒を擦り上げる。その顔には、やはりあの笑いが映っている。 「はぁっ……ぅう、……や、やばっ……ぁ!」 もはや、俺の肉棒はとっくに限界を超えていて、いつその身から白い液体を噴き出してもおかしくない状態だった。そして俺自身も、俺を包む鷹野さんの大きな乳房に、自身の精液を塗りたくりたいという気持ちで一杯だった。 しかし、まだまだこの快感を感じていたいというもう一つの気持ちが、俺を我慢させる。さっきは、たまたま俺のモノがどうにかなり、再び勃起させることができたが、今度はどうなるかわからない。完全に萎えてしまえばそこで終わり。 もう、この快感を得ることができないかもしれない。……そんなのは、嫌だ。 俺は一時的にこの刺激から逃れ、今にも暴発しそうな肉棒を落ち着かせようと、その場から腰を後ろへ移動させた。手は縛られているが、その程度なら可能だった。 同時に乳房の中で肉棒が大きく暴れ、双丘の間から透明の糸を引いて離れる。 「うっ……!?」 ……が、すぐに別の感触が、俺の亀頭の背を刺激した。それは、鷹野さんの黒いブラだった。脱出しようとした俺のモノが、ブラの中央のフックに引っ掛かかってしまったのだ。 しかも、丁度良く亀頭の敏感な部分を刺激したために、不意打ち的に快感が俺を襲い、逃げようとする腰が止まってしまう。 「くす……。逃げちゃダメよ、前原くん? そういう子には、お仕置きをしないといけないわね」 亀頭の背を刺激するブラの感触で悶える俺に、鷹野さんは妖しい声でそう言う。そして、体を前に動かして、再び俺の肉棒をその乳房で挟んだ。 俺は尚も逃げようとするが、いつの間にか鷹野さんの両脇が俺の脚を挟んでいて、身動きが出来ない。必死に体を動かしても、それによって肉棒が乳房の中でよけいに暴れ、かえって快感が襲ってくるだけだった。 そして、鷹野さんはさらに両手をその豊満な乳房の横に当て、俺の肉棒を押しつぶすように力を加え、再び上下運動を始めた。 瞬間、両側から柔らかい圧力が俺の肉棒を潰し、激しく擦り上げてくる。それはまるで、俺の棒から精液を絞り出そうとしているかのようだった。更に、竿の部分に時々ほんのり固くなった乳首が当たり、それが丁度良いアクセントとなって俺を射精へ導いていく。 もはや、これを我慢するのは無理だと悟り、俺はせめて精一杯この快感を楽しもうと、神経を肉棒へ集中させた。 「……はぁ、うぁっ、ぁあっ……! でっ、……出ぇ……ますぅ……! 出ちゃいぃ……ま、す……はぁっ……!」 「出して良いわよぉ……。思いっきり出してちょうだい……!」 そう言って、鷹野さんが最後の一絞りとでも言うかのように力を込める。 ……そして、俺の肉棒はそれに応えるかのように、精液を先端から射出した。強烈な射精感が、俺の体全体を覆う。 柔肉の間から放たれた大量の白濁液は、今度は鷹野さんの顔の中心へ飛んだ。そして、ゆっくりと下へ垂れだし、醜く鷹野さんの顔を汚した。 「……はぁ! ……はぁ! は、……あぁ」 俺は、体全体の力が抜け、思いっきり後ろへ倒れこんだ。後ろ手に縛られた手が潰れ、痛むが、そんなことは気にもならない。 「ふふふ、凄いわねぇ、前原くん。二回目なのに、こんなにも出しちゃうなんて」 鷹野さんはそう言って、顔にかかった大量の精液を指で拭い、……なんと、舐めとった。 その恐ろしく艶やかな姿に、鷹野さんの胸の中で萎えていた俺のモノが僅かに反応する。 「え……?」 俺は、つい声を出して驚いてしまった。これだけ出したのに、まだこいつは動くというのか? さすがにさっき程の勢いは無いが、股間に血液が集まってゆくのを確かに感じる。 ……一体、俺の体に何が起こっているのか? 俺は訳がわからなくなる。が、同時にふつふつと体の奥から徐々に悦びが込み上がって来るのを感じた。 また、あの快感に溺れることができる。また、あの強烈なまでの射精感を味わうことができる。そのことに気づき、体全体が嬉しがっているのだ。 それによって、明らかに異常な俺のモノへ対する懐疑心があっという間に呑まれてゆく。もはや、快楽さえ得られれば、そんな些細なことはどうでも良いと思えてくる。 気づけば、再びあの興奮と獣欲が現れ、俺の体を真っ赤に燃やしていた。 「……あらあら、まだ出したりないの? 前原くんの、お姉さんのおっぱいの中でピクピクしてるわよ?」 口では驚いているように聞こえるが、鷹野さんの顔はさっきまでと変わらない。その様子は、俺のモノがここで萎えないのを当たり前だと言っているように感じる。 それくらい、鷹野さんは平然としていた。
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前のお話 梨花ちゃんのターン 梨花ちゃんからお風呂のお誘いがあった。 ……これだけを見ると俺の妄想に思えなくもない単語の連立だ。そう、これが我がおつむの見せた阿呆な夢想であるならば、一度目を深く閉じ、呼吸した次の瞬間にはからからに乾いた現実が眼前に広がっているはずだった。 果たしてどうだろうか。 「お湯……もう張ってあると思うから……」 と俺の胸の中でしとやかに言う梨花ちゃんがいた。 俺は確信する。これは夢ではないのだと。性交で達した余韻に浸る梨花ちゃん。そして上気した頬を震わせながら発せられた言葉。 俺は感涙するのであった。 「よし、じゃあいこうか」 梨花ちゃんの気が変わらぬうちにと風呂場へ促す俺。きらりと白い歯を見せて微笑んだつもりだが、萎えた息子を素のままぶらさげた今の格好にはかなり相応しくなかった。というか情けないことこの上ない。少し鬱になり冷静さを取り戻した。 そして梨花ちゃんの様子がおかしいことに気づく。 「梨花ちゃん?」 俗に言う女座りをしていて、倒れそうな上半身を畳に両手をつくことで支えている。俯いたままだったので、俺は遠慮なくワンピースの隙間から覗く谷間と美脚を眺められていた。 ふ、と梨花ちゃんが顔を上げる。 申し訳なさそうに、また恥ずかしそうに笑って、 「あ、あはは…腰が抜けちゃって立てないわ……」 と言ってきた。 「…………」 絶句する俺。潤んだ瞳から投げかけられる、ある種自然科学などで表現しきれないような引力でも兼ね備えているのではと愚考せずにはいられない視線が、俺の顔の辺りを彷徨っていた。梨花ちゃんはその間にも自分で立とうと、脚をもじもじと動かしていたのだが、 「あ……」 再び倒れそうになる。そうなれば当然俺が梨花ちゃんの身体を支えるのも当然の行為であって。今度は背と膝裏にそれぞれ腕を通し、抱きかかえた。 「ありがと……圭一」 「軽いなー梨花ちゃん」 そのまま風呂場に直行。と言っても狭い梨花ちゃんの家ではそれも数歩なのだが。 脱衣所まで来て、もう大丈夫だと梨花ちゃんが言うのでそっと下ろす。まだ膝に上手く力が入らないようで、かすかに震えていたがよろめくほどではなかった。 そんな梨花ちゃんを見て俺はある光景を思い出していた。 冬の雪中。追いかけてくる梨花ちゃん。振り返りざまはじめて想いを告げられたこと。 「……いち? 圭一?」 はっとして気づく。梨花ちゃんの顔がすぐ近くにあった。 「え…あ、な、何だ?」 「だから、先に入っててって言ったのよ」 「あ、おう、わかった」 中に入ると確かに湯が沸いていた。いつ沸かしたのだろうと疑問が浮かんだ。エッチの前の行動を顧みて、そういえば梨花ちゃんがお風呂を入れた直後に押し 倒したんだっけと納得する。しかし、割と長い時間体を重ねあわせていたような気がするんだが……そんなに経っていなかったんだな。 梨花ちゃんの家のお風呂は銀色の浴槽だ。お湯の色が透明そのものであり、これは隠せないなーと思わずにんまりしてしまう。床はタイル貼りだ。 小さな椅子が端に二つちょこんと置いてある。シャンプーとリンスが蛇口のすぐ真下、浴槽の縁に乗っていた。 かけ湯を三回してから俺は浴槽に浸かった。 「はぁ~……」 溢れるお湯が波音のように聞こえて安らぐ。ふむ。たとえば俺が岬に立っていたとして同じような溜息が出せるだろうか。いやいや、出ないだろうな。 時にこの狭さがいいんだ。立ち上る湯気が閉じ込められ、視界をどこか幻想的にして頭がぼーっとなる。それはお湯の熱さに包まれてますます促進され、 俺は今きっととても阿呆な面をしていることだろう。 「梨花ちゃーん……、気持ちいいぞー」 エコーがかった声。ちょっと言ってみたかった。 「そう、よかったわ」 曇りガラスの向こうで梨花ちゃんが動く。ぼやける輪郭が身体の丸みをより強調しているように見える。 全裸を間近に見たはずなのにこのドキドキ感は一体なんだろうな。 「それじゃ、私も入るわね」 心臓が一つ跳ねた。 何の躊躇いもなく扉が開き、頭にタオルを巻いた梨花ちゃんが入ってきた。 「うーん、二人だと狭いかしら?」 どこを隠すまでもなくすっぽんぽんだった。堂々としすぎではなかろうかと思うほど。 少し距離を置いて、割りと冷静に眺めた梨花ちゃんの裸は性交時とはまた違った魅力をもって感じられる。 理性を失ったときには俺の性欲を掻き立てる妖艶さだけが目に付いたのだった。いや、全てが妖艶に見えたといったほうが正しい。 しかし今は、梨花ちゃんのスタイルが俺だけの芸術品のように映る。 だが。芸術というものは多数の人に認められることによって品となりうるのであり、今ここで俺、 前原圭一だけのと言うのは少しおかしい気がする。だが、その疑問に答えられるだけの言葉を俺は知っている。 それを、「愛」と……人は呼ぶのだ……。俺にとってのみ芸術たりえなければならない梨花ちゃんの裸……。 「ふ……」 「あんまりじろじろ見ないでよ」 「がぱむっ!?」 梨花ちゃんを見つめたまま意味の分からない思考に耽っていた結果、洗面器を顔に被せられた。視覚を封じられた俺は 妄想へと走るしかなかった。といっても、単に梨花ちゃんの裸体が映像として頭から離れなかっただけだが。 柔らかな曲線でもって、腰のくびれ、太もも、ふくらはぎの女らしさが強調されていた。撫でさすれば俺自身の 手の荒さが際立ちそうな肌のきめ細かさ。そう、何の汚れもない玉露だけが梨花ちゃんの体を伝うのに相応しい。 胸部の膨らみは、おそらく未だ発展途上の梨花ちゃんの身体で一番母性を醸し出している部分。年齢と外見を考えた場合、かすかに残るあどけなさが母なる大地(裸体のこと)とのギャップを生み出して、俺は悶々とさせられる。 現実的なことを言うと、カップはCだ。本人はもう少し欲しいなんて言っていたが、それでも十分だった。 形は綺麗だし、触り心地も申し分ない。何より感度がいいのが俺には一番嬉しい。 ちなみに先端の突起と身体の中心部分は湯気で隠れていた。最近の仕様だな。 妄想中、ばしゃ、ばしゃと何回かお湯をかける音がしていた。梨花ちゃんがお湯の熱さを確かめるような溜息を吐いて、 「圭一、ちょっと詰めて」 浴槽に身を入れてきた。俺は被っていた洗面器を放り投げ、成り行きに目を凝らした。二人分の容積が、 盛大に湯船からお湯を追い出していた。眼の前には滅多に見ることができないであろう梨花ちゃんのうなじ。 視野を広げると首の所々にキスマークがあるのが分かった。髪をかき分けて首筋を何度も攻めていたのを思い出す。 「ふふふ」 目尻を下げて、満足そうに微笑みながら半身で俺の方に迫ってくる。思わず後ずさろうとしたのだが、 いかんせんここは風呂の中だった。 「たまには、こういうのもいいわね。離れようとしても叶わないし、お湯の中独特の身の軽 さとその逆の動きづらさが……ふふ……体を寄せるのは自然なことでしょ?」 「…………」 俺はどきどきして反応の仕方が分からずにいた。頭にタオルを巻いた梨花ちゃんは新鮮だった。普段からトレードマークの 長い黒髪。それも梨花ちゃんを見る上で魅力の一つなのだが、今は顔だけがはっきりと目の前にあって、なおいっそうの可愛さを感じずにはいられない。 「ん」 そう考えているうち、無意識にキスをしていた。下唇、上唇と順番に触れ、軽く吸う。顔を離すと、梨花ちゃんには珍しく、情熱的な視線を投げかけてくるので俺は恥ずかしくなった。だから、梨花ちゃんを前に向かせて後ろから両腕を回した。 耳元に口を寄せる格好になる。まだキスが足りないのか、振り向きざまに可愛い舌をぺろりと出してくる梨花ちゃん。 さらに、濡れて火照った手を俺の後頭部に回し髪を撫でる。そうして感じる頭皮へ早く指輪の固い感触を加えられたら、と改めて思った。 「梨花ちゃん……」 「ん……何?」 呼んだだけなので普通に返されて少し困った。ああ、そうだ。 「梨花ちゃんって処女だったんだよな」 「当たり前じゃない」 「うん、にしては血出てなかったし痛がってなかったなーと思って。……あ、あのときは気 にする余裕がなくて、今更だけどごめんな」 欲望のままに腰を振ってしまっていた。梨花ちゃんが処女だっていうことは自明の理だったはずなのに……。 「処女だからって血が出るわけじゃないらしいわよ。そもそも膜はセックス時に必ず破れる ものでもないし。血は、膣が傷ついて出る場合もあるみたいよ」 「そうなのか」 「痛みは、なかったといえば嘘になるけど……」 そこで少し顔を赤らめて、 「あのときは飛んでたから。すごく気持ちよくなっちゃって……って何言わせるのよっ。私 が感じてたのなんて圭一が一番よく知ってるはずでしょっ」 と言いつつ顔にお湯をかけてきた。 「んー? いやーできれば梨花ちゃんに過去実況してもらいたいなー」 にやにやしながら俺は言う。 「そ、そんなのできるわけないでしょ」 「二回目は淫語の連発で凄かったじゃねぇか。あ、思い出したらまた興奮してきた」 二度の射精で元気をなくしていた息子が、むくりと勃ち始める。 「え? ひゃあ!」 先端がお尻の辺りに触れて梨花ちゃんがびくりと震える。感じたというよりくすぐったさの方が勝ったような反応だった。 柔肌がくにくにと亀頭を刺激する。気持ちよくて、つい梨花ちゃんに押し付けるようにしてしまう。これも男の本能哉。 「け、圭一っ……あ、当たってるからっ……」 体を捻り、腕の中から逃げようとする。湧き上がる湯気が、困ったような嬉しいような引きつった笑みの上に馴染んで、いつもより赤みを帯びているように見える。 「これ……お尻に擦りつけるだけでイキそうだな……」 「え? だ、駄目よ、お風呂の中でなんて、絶対駄目!」 「わーかってるって。ほい」 そう返して体を離した。途端、びきびきに反り立っていた息子が頭を垂れていく。 「い、いいの? しなくて?」 「ん? ああ。そうそう勃つたびに射精してたら体力がすぐに底をついちまうからな」 朝なんて毎日のように屹立しているし。 「そう……」 「んん? あれ? もしかして梨花ちゃんしてほしかったか?」 歯切れの悪い返事の理由を俺なりに推測した質問だった。というかこれしか思いつかない俺はそうであってほしいと 願っているに違いなかった。梨花ちゃんに比べれば圧倒的寡数のSの気が小人のごとくきゃーきゃー騒ぎ出す。 「なっ、そんなことあるわけないでしょ!」 「じゃあ、股の間に差し込まれたその左手は何なのかな~?」 ぴしっ……。 梨花ちゃんが固まった。沈黙。 外で蛙が呑気にげこげこ言っているのが聞こえた。 額から冷や汗が流れ出る。空気も固まったような気がしたからだ。 「圭一……?」 「はははい!」 水面に波紋が広がっていく。それは異常なほど早鐘を打つ鼓動が原因であり、まさに俺の動揺そのものを体現した 波跡だった。透き通るように白い梨花ちゃんの背中にたどり着くと、ふっと消えるか進路を変えるかしてその体(てい)を失う。 背を向けているはずなのに、体のあらゆる箇所を捕捉されている感覚。これで電気でも消えたならまるっきりホラーだ……。 油が跳ねたような音が数回して、天井を仰ぐと電気が明滅を始めていた。 ってマジかよっ! 「け、い、い、ち?」 「ひぃっ!?」 ふっと光が落ち、外の闇と同化する風呂場。暗順応するにはまだ時間が足りず、視点をどこに定めればいいか混乱する。 その間にも目の前でゆらりと動く影があった。間断なく響く水滴の落ちる音と、それを打ち消すかのごとくタイルを激しく叩く水音がした。 蛇口をひねったのか……? 五感を研ぎ澄ませる勇気もないのに訝る思考だけはまともだった。 「――っ!?」 突然ひやりとした感触が両頬を包んだ。氷のような水滴が首筋を伝い、胸にまで流れていく。お湯と溶け合う前の境目で、 その温度差による気持ち悪さが胸付近を漂った。 「圭一……。あまり調子に乗らないでね……」 「――」 指先が顔を這う。触れるか触れないかといった感触。計算されたように産毛だけをさすられて、ぶるぶると震えた。やがて、親指の腹が睫毛を撫で始め、ようやく暗闇に慣れてきた視界を塞いでしまった。いや、閉じられる前にかすかに見えた妖しく光る瞳。 あれは長く見るものではないのかもしれない。 「はぁ……」 冷たい息が口元を弄んだ後、口内に侵入してきた。奪われたといったほうが適当なキス。 たった今凍えさせた唇を彼女自身の熱さで癒していく。俺は今、俺の体を覆う影の思うがままだった。 次第に、二人触れ合っている部分にはとろみがついていく。それは舐めとろうとしても叶うものではなく、 絡めとるだけの行為に終始してしまう。終わりのない循環。有機体に過ぎない自分には過ぎた行為だと思った。 永遠を連想して、時間感覚が限りなくゼロに近づいていった。 口が離される。 「圭一のエロ本、藍子と伊知郎の目の前に出すわよ」 「!?」 ぱっと電気が点いた。梨花ちゃんの顔と胸がかなり眩しく映った。 「な、なぜそれを!?」 「とぉ~っても痛そうで、でも楽しそうなプレイがあったけど」 邪悪に笑う梨花ちゃん。怖ぇ。 「あんなのがしたいの? 圭一?」 「いやっ、あれは、俺のじゃないんだよっ」 「ふぅーん?」 「本当だって!」 「まぁ、そういうことにしてあげるわ」 そう言って梨花ちゃんは湯船から上がった。 「というか。私がいるのにエロ本なんて持ってんじゃないわよ」 刃のように鋭い双眸を向けてくる。何で銀色に光るんだよ。 「申し訳ありません……」 「ったく。これからは欲求不満になったらすぐに私を呼びなさいよね」 「…………」 すごいことを言われた気がする。しかし梨花ちゃんは自分が言ったことの意味に気づいていないようだ。 「それより、さっきのキス興奮しなかった?」 一転してきらきらした眼で尋ねてくる。 「俺は怖かったんだが」 「私は楽しかったわ」 ……この会話に普段の俺たちの関係が凝縮されていると思うんだ。 それから梨花ちゃんは体を洗い始めた。スポンジを泡立て、綺麗な肌をさらに綺麗にしようとしている。 繰り返すが、髪の毛は頭のタオルに収められているので、首から足先まではっきりと素肌が見える。 目が離せなくなるのも道理だとは思わないか兄弟。 「じっと見られていると照れるわね」 こっちに気づいた梨花ちゃんが手を止めて俺の方を窺う。 「まぁいいじゃん。減るもんじゃないし」 「圭一にはそうかしらね」 俺以外のやつには減るものなわけだ。 「そうそう。だから気にせず続けてくれ」 「気にするわよ……。じゃ、圭一が洗ってくれない?」 何ですと? 「え? いいの?」 「そう言ってるじゃない」 恥ずかしがる風もなく答える梨花ちゃん。別に照れる様子を期待していたわけではないが、あまりに さばさばした様子に面食らってしまう。逆に遠慮したいような気にもなったが、男として情けないので、 テンション上げ上げでいこうと思った。 「……ふっ。分かった。そこまで言うなら、この前原圭一が手ずから梨花ちゃんの体を奥の奥まで綺麗にしてやるぜぇ!」 意味深な発言になってしまったが気にしない。 「普通にスポンジ使ってちょうだい」 ぽん、と渡された。 「ですよね」 上がったテンションが泡と一緒に吸収されていくような気がした。 「人に洗ってもらうってのもいいものね。あっ」 「…………」 もくもくと手を進める俺。そうそうからかわれてばかりもいられない。なぜなら梨花ちゃんの背後からあらゆる場所に 手を伸ばしても問題なしな今のこの状況……。主導権は俺にあるはずだったからだ。梨花ちゃんは人のペースを崩して 自分の方に持っていくのが上手い。どうやらエッチをするときにはその特殊能力も少し影を潜めるようだが、油断はできない。 「あっ、やん」 「…………」 時折、本番のときよりいささか軽めの喘ぎ声が漏れた。 そうして、たいして時間もかからずに一通り洗い終わった。 「よし、終わったぞ」 「……随分あっさりと終わるのね」 残念そうな色を含んだ言葉に俺の目がきらーん、と光る。 にんまりと笑う今の様子を梨花ちゃんに悟られてはいけない。くっくっく……。 つー……。 「ひぃあぁあ!?」 まだ体についた泡を流していない状態で、梨花ちゃんの背筋を人差し指で撫でた。 雪景色の中にさらに白い道ができたようで、俺はおお、と感動の声をあげた。やばい、癖になりそうだ。 「あぁぁ…っあぁ」 何度も何度も上から下へ行き来する人差し指。梨花ちゃんの反応は上々だった。ふと思いついて、 愛してるとでも書こうと思ったがそれはさすがに恥ずかしいのでやめておいた。 ここで何となくの疑問が頭に浮かぶ。 「体の後ろって感じやすいのかな?」 「は?」 「後ろ、というか裏側な」 「……さぁ。自分じゃ見られないから前面よりは敏感っていうのはあるんじゃない?」 「よし! 確かめてみよう!」 「え? 確かめるって……きゃっ」 がばちょと後ろから抱きついて耳の裏に舌を這わせる。 「ひぅっ」 「耳たぶ~」 ぱくりと咥えて咀嚼。梨花ちゃんが甲高い声を上げる。外に聞こえているだろうなと考えつつも、空いた手を太ももの裏側へと持っていき、自分でもいやらしいなと思う手つきで撫で回した。 指の隙間を泡が埋めていく、それを掌に馴染ませ潤滑油のような働きを担わせる。胸ほどではないにしろ十分に柔らかい太ももだった。 「うぅ、んっ……やぁ、圭一ぃ……」 両膝を突き合わせて隠そうとする中心部分。内太ももを撫でていた俺の手は、当然その動作に何らの妨害もされなかったわけで。 梨花ちゃんも感じながらそこをいじられるのを期待しているようだった。しかし、俺はあえて焦らす。 「あ……?」 落胆した声。何でこんなに色っぽく聞こえるんだろうな。 「脇~」 右腕をどかしてそこだけ泡を落とした後、舐める。 「あ、あ、あはははー! ひっ、あはっ、や、やめてー、く、くすぐったい~っ!」 涙を浮かべて大笑いする梨花ちゃんの顔は無邪気なものだった。 ついでにわき腹もさすってやることにする。肋骨の筋にそって斜めに辿る。ついでのついででお腹にまで手を回すと、 指がおへそに引っかかったのでそこもかき回した。 「ひあっ、はっあっはははー! ひぃっーやはっ、やぁめてぇ~!」 大泣き状態になっていた。脇のくぼみを隙間なく堪能した俺は次の旨そうな箇所を探す。 ……何か変態みたいだ。 「ひっ、はぁ、あ、ははぁ…今更でしょー……」 心を読まれた。梨花ちゃんはたまにこういうことがあるから困る。 「さーて次は、そうだな。脚いっとくか!」 「ひぇ? あ」 上げたままにしていた梨花ちゃんの右腕を俺の首に回す。体操座りのようにして立てられた膝の下に手を通して 持ち上げた。ぐるっと俺側に反転させて下ろす。お姫様抱っこみたいな格好になった。俺の股の間に腰を下ろし、 左脚の方に梨花ちゃんの上半身が、右脚に下半身がそれぞれある。 「け、圭一……?」 絶景だった。もう今日は、結構戸惑う梨花ちゃんを見た気がするのだが一向に飽きない。俺が見つめると 恥ずかしそうに顔を背ける。頭のタオルをとろうとしていたので、それを静止する。力が抜けていなかったから、 そのままうなじの辺りをマッサージするようにした。んぅ……、と気持ちよさそうな声を出した。 「ぅあんっ」 梨花ちゃんの膝小僧をぺろぺろと舐める。膝はくすぐったくなるものだと思っていたが、意外や意外、結構感じているようだった。 「はっ、あはっ」 上半身を反らして必死に耐えようとしている。柔らかくばかりあった梨花ちゃんの体のうちで、 硬い部分というのも俺の舌先には新鮮だった。かすかな凹凸の隙間を埋めるように丹念に舐め上げていく。 右手が手持ち無沙汰になったので、足の指の隙間を四本の指で埋める。足首がびくりと動いた。これは くすぐったさの方が大きい反応だろう。さすがに舐めることはしない。だって人として、ひとりの男として あまりに情けなくなりそうだったからだ。 しかし……。 梨花ちゃんが足を突き出して、舐めなさいと高飛車に命令している様が浮かんだ。 ちょっとドキドキしてしまった。不覚…。 「はぁっ…ふっ……ぅんっ…ふぁっ、はぁん……」 荒い息が空中に溶けていく。回された手に力が込められた。しかし、はっとしたように力が抜けたので、 俺はどうしたのかと梨花ちゃんを見る。 「ごめんなさい。この傷……」 肩辺りを優しくなぞりなっがら申し訳なさそうにあやまる。 何のことだろうと不思議に思ったが、すぐに、最初のエッチのときに梨花ちゃんの爪がえぐった跡のことかと気づいた。 「いいってこんなの。男の勲章みたいなもんだ」 「そうなの?」 「ああ、だから気にしないでいい。つばでもつけとけば治るさ」 「そう、ありがとう。……ふふ、でも自分じゃつばつけられないでしょ?」 「ん? うおっ」 上半身を起こし、俺に抱きついてくる。吸血鬼みたいに首筋を舌でなぞってきた。ぞくぞくとした感覚が 背中を駆け巡り、一瞬意識が遠のいた。というか……、胸が、胸が……。胸に当たってドキがムネムネです……。 次はどこを触ろうかと考える。これまであえて胸とアソコは避けてきたが、そろそろ解禁といくか。 調査結果。梨花ちゃんは体のどこもかしこもかなり感じるようだ。しかし、それが梨花ちゃんにとって満足いくも のではないことが、最中の物足りなさそうな表情からも分かっていた。 結局は、あらゆる場所へのあらゆる刺激も最後にはここに行き着くのだ。 「ひゃあぅっ!」 梨花ちゃんの秘所はもう随分と濡れていた。だから何のためらいもなく膣内へと指を入れることができた。 突然侵入してきた異物にこわごわ反応する膣内だったが、間もなくして自分から求めるようにうねって吸い付いてくる。 俺がかき回せば刺激が大きくなるのも必然のことだった。 「あぁんっ! はひっ――!? ひぃ――っふうぅん、あぁっ」 もう絶頂が近いみたいだ。膣の締め付け具合がそれを教えてくれる。 今は力の限り俺にしがみついている梨花ちゃんだったが、イってしまえばきっとまた脱力するだろう。 それに備えて左腕で梨花ちゃんの背中を支える。 「はっ――っあぁあああ!」 潮が吹く。下半身がびくびくと震えていた。全身に女の子とは思えない力が入っているのが分かる。 伝わってくる。快感を逃さないようにと体を強張らせているみたいだった。 その姿はあまりにしおらしくて、愛しかった。 だから、快感を吐き出しきる前に俺は梨花ちゃんの唇を唇でふさいだ。 喘ぎ声というのは体を駆け巡る快感に耐え切れずに吐き出しているものだと思う。 だから、そこを閉じて快感が中で暴れまわるようにする。さらに、イったばかりの膣に再び刺激を与える。 「――っ!?」 梨花ちゃんの目が見開かれる。みるみるうちに充血していって、強く閉じたあと勢いよく涙が溢れ出した。俺の口内で叫んでいる。締め付けはさらによくなり、震えもよりいっそう大きいものになっていた。 俺を引き剥がそうとする梨花ちゃんだったが、俺はそれを許さずしばらく唇を合わせていた。 やがて観念したのか、抵抗することをやめた梨花ちゃんはすごく儚げで弱々しい表情になっていた。 涙の流れるスピードがゆっくりになった気がした。 そのまま少し時間が経った。 「ぷは」 「…………」 予想通りぐったりした状態の梨花ちゃんを見て、俺は満足した。薄く開かれた目が俺に非難の色 を向けていた。あまりにか弱くて俺はこれっぽっちも怯むことがなかった。にやりと笑って、梨花 ちゃんから溢れた蜜に濡れた手をかざす。 バツが悪そうに顔を背ける様子が、かなり可愛かった。 「髪を洗うのも手伝うな。長いと大変そうだもんな」 そう言って、タオルを頭からとった。シャンプーを手に取り髪の毛を優しく洗っていく。 「どうやって洗うのか分からないから、こうしてっていうのがあったら言ってくれな」 梨花ちゃんはこくりと頷いた。 そのままシャンプーを泡立てるだけの静かな時間が経過した。途中梨花ちゃんが何も言わないので(髪を固めて「アホ毛」とかやってみても無反応だった)、少し心配になった俺は、こっそりと横から顔を覗き見た。 とても気持ちよさそうにしていた。猫が顎の下を撫でられているかのような表情で、俺の手が右に力を入れれば左に、逆であれば右にと首を縮める。 当然、俺はそれを使命だと思い、梨花ちゃんの頭に猫耳を形作ったのだった。 終 あぅ、途中の停電は僕の仕業じゃないのです・・・。 あぅあぅ・・・、本当の本当に本当なのです。嘘は言ってないのですよ、あぅあぅあぅ~。
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「おうおうおうっ! やってくれんじゃないのっ! ブチ撒けられてぇかぁぁぁぁっ!!」 だんっ! と床に叩きつけられて、梨花は、こほ、と咳き込んだ。思いつく限りの罵声を口の中で吐きながらも、涙で滲んだ視界の向こうで狂った笑いを浮かべている、園崎魅音――いや、この場合は園崎詩音と言うべきか――を睨みつける。 右手の注射器の頼りない感触に身震いしながらも、梨花は詩音からじりじりと間合いをとった。 手詰まりだった。奇襲が通用しない今となっては、古手梨花と園崎詩音とではスピードもパワーも差がありすぎる。催涙スプレーは突き飛ばされた時にどこかに飛んでいってしまった。 (くそ、こうなったら……) 誰があんたなんかに殺されてやるもんか。 そう胸中で吐き捨てて、梨花は背中に隠した包丁を手に取り、自分の喉元に突きつける。 そうしている間に、すでに詩音は梨花の目の前まで来ていた。 そして詩音は哄笑しながらバチバチと放電するスタンガンを振りかぶり――。 「……あれ?」 そのまま床に転がっていた催涙スプレー缶を踏みつけて、ごっちーん、とひっくり返った。 「……………………」 包丁の切っ先を自らの喉に当てて硬直したまま、梨花は目の前で目を回している詩音を眺めていた。 やがてそろそろと包丁を下ろすと、包丁の背でつんつんと詩音の頬をつついてみる。 ……反応なし。どうやら完全に気絶しているらしい。 とりあえず、梨花は注射器の針を詩音の腕に刺すと、ちゅう、と中の薬剤を注入する。これで、とりあえず詩音の発症の危険は去った。 ほっと肩を脱力しかけて、梨花は慌てて首を振った。自分は園崎家の地下に監禁されている魅音と沙都子を助けなければならないのだ。 園崎魅音として雛見沢をあちこち駆け巡っていたことから、祭具殿の鍵はおそらく常に身に着けているはずだ。そう考えて、梨花は詩音の身を確認しようとした。 だがまだだ、と首を振る。雛見沢症候群の危険はないとはいえ、さっきの状況から考えると目を覚ました詩音が襲い掛かってくる可能性は十分に高い。 梨花は周囲をきょろきょろと見回すと、物干し用のロープで目を止めた。そのままいそいそとロープを持ち出すと、詩音の両手と両足をしっかりと縛る。ロープを結び終えると、梨花はうつ伏せに倒れた詩音の腹に跨ると、ぺたぺたと詩音の上半身を調べ始める。 上着のポケットを裏返し、ジーンズの尻ポケットにごそごそと手を突っ込んでみるが、 (……ないわね) 芳しくない結果に、ふむと梨花は腕組みした。後ろにないとなると、 (やっぱり、前にあるのね) 頷いて、梨花は詩音の身体を仰向けにひっくり返し、再び馬乗りになる。 ふと、梨花はきょろきょろと辺りを見回した。周囲には誰もいない。 無論、そんなことなどわかりきっているが、そこはそれ、儀礼的なものに理由などないのだ。 そのまま、モデルガンのホルスター、ジーンズなども確認してみるが、やはりそれらしきものは見当たらない。 (……おかしいわね) 苛立ちに、梨花は眉根を寄せる。何処だ、何処にある? まだ魅音と沙都子をいたぶる必要があった以上、飲み込んでいるなどということはないはずだ。ならば何処に――。 苛立ちは焦燥へと変わり、せわしなく視線が動き回った。 と。 そこで、梨花は二つの場所で視線を止めた。 即ち――詩音の、胸と、股間に。 たしか、尻の中に針金を隠して脱獄した脱獄犯というのを以前にTVでやっていた。ならば、詩音がそんな場所に隠しているということは十二分にあり得る。 なにせ穴は二つあるから可能性は単純計算で二倍だ。 梨花は詩音の奇抜な発想に驚愕し、そしてそれを見破った自分の閃きに感謝する。 (待っていて、沙都子、魅音。すぐにこの拷問狂の手から救い出してあげるから) 新たに決心しながら魅音の服に手をかける。上か下かどちらからやるか迷ったが、ライブ感を出すために上から剥いていくことにした。 ふと、梨花は自分の状況を確認してみる。両手両足を縛られて気絶した女に跨って、それにぺたぺた触れながらひん剥こうとしている幼女。 (どう見ても、身体に隠したものを探っているようにしか見えないわね) 力強く頷いて、梨花は、ぱん、と自分の頬を張って気合を入れた。 続いて、自分の目前で静かにいただきますと合掌すると――。 がばちょ、と詩音のTシャツをまくり上げた。 「おおっ」 始めに見えたのは黒い花。 鎖骨の辺りまでまくり上げると、黒いブラに半分包まれた詩音の豊かな乳房が顔を出した。 さて、と梨花は再び腕を組んで考えた。 やあスカリー。詩音ちゃんの胸に隠すとなると、どこら辺が一番怪しいと思うかな? やっぱり胸に隠すとなると基本は胸の谷間だと思うわ、モルダー。 脳内会議で出した結論に、完璧ね、と梨花は会心の笑みを浮かべる。なくても下を探せばいいだけだし。 そうと決まれば、と詩音の胸にシフトするために跨りながら体を前にずらす梨花。 しかし、そこではて、と首を傾げる。 (……これ、どうやって外すのかしら) ぼんやりと母がつけ外ししているのを見た記憶はあっても、具体的にどうやっていたのかまでは思い出せない。 がくり、と梨花は膝をついた。またもや自分は間に合わず、沙都子も魅音も救えず、そして再び六月は回り続けるというのか。 (ごめんなさい、沙都子。ごめんなさい、魅音。……そしてごめんなさい、お母さん) こんなことなら穴の開くほどじっくりきっちりむっちり確認しとくんだったよ畜生くそう、と続けて、梨花は意気消沈した視線を下に落とし――。 その目が、驚愕に見開かれた。 そこにあったのは、さっきの包丁。 梨花は包丁を掲げながら、この素晴らしき偶然を神に感謝した。 しかし、あぅあぅと威張るナマモノを連想したらなんだか腹が立ってきたので、懐にしまっているおしおき用銀紙をがむがむと噛んでおく。 ぎゃああ、という悲鳴が何処かから聞こえてきたが気にしない。 閑話休題。 包丁を構えると、梨花は詩音の胸の間にその切っ先を当てた。傷をつけてしまうといろいろと商品価値とか落ちるので、ブラを切るのには慎重の上に慎重を期することにする。 キコキコと包丁を前後にスライドさせるのに呼応して、ぷちぷちと繊維が切れる小気味よい音に、ふふふ、と梨花は思わず含み笑いを漏らした。 いやあくまで音にだってば。 そんなこんなの内に最後の一本までナイロンがぷつりと切れ、梨花はわきわきとした手つきで双丘のてっぺんの黒帽子をつまみ取る。 「おおー!」 ぽよぽよと重たげに揺れる乳房に梨花は思わず歓声をあげた。 ブラを外すという、たったそれだけのことでこんなにも揺れるものなのか、おっぱいは。 感心しながらも、梨花は当初の目的のである胸の谷間を確認しようと、がっちりと乳房を両手で握った。 掌からは、弾力と柔らかさがブレンドされた心地よい感覚を返ってくる。指の間からは、乳肉が窮屈そうにはみ出ていた。 そのまま指で先端をつまむと、ぐい、と左右に開く。 「……え?」 梨花は呆然と声を上げる。ない。鍵どころか、はさんだ痕さえ残っていなかった。 (くっ、ならばやはり下の方だというの?) まさかそんなところに隠すなんて。 戦々恐々としながらも、梨花はズボンの方に手をかけようとした。 だが、と思い留まる。そして一つの考えが浮かんだ。 (……この胸が、偽者である可能性) いえ、まさか。とその考えを切り捨てたくなる。つーかそろそろ詩音ファンに刺されそうだし。 しかし、可能性のある以上はそれを一笑に付して却下するわけにはいかない。コマンド総当りはAVGの基本なのだ。 梨花は上半身の方に重心を移し、再び乳房をぎゅむ、と握る。やわらかい感触。対して自分の胸を見下ろしてみる。 すとーん。 まさに断崖絶壁。マロリーも「そこに崖があったから」とか言って登頂をあきらめそうなくらいの絶壁ぶりだ。さすがに大石のような三段オリーブ園ほどではないにしても。 なんだか、無性に腹が立ってきた。 もみゅもみゅもみゅ。 一心不乱に詩音の胸を揉み倒す梨花。親の敵でも見るかのように目尻を吊り上げて、こやつめっ、こやつめっ、と強く握っては緩める。 くそう、こやつのおっぱいは何が入っているというのだ。やはり夢か? 夢が詰まってるのか? と、何かに気づいたように梨花はぴたりと手を止めた。 ぱ、と手を離すと、乳房の先端部がぴんと自己主張しているのが見える。それに梨花はニヤリと邪悪な笑みを漏らすと、ちゅうう、と乳首に吸い付いた。 「……くぅ、ふぁぁ……」 瞳を閉じたままの詩音が、梨花の愛撫に反応して悩ましげな吐息を漏らす。だが、梨花がちゅぽんと乳首を口内から引き抜くとまたすぐに鳴きやんでしまう。その反応が面白く、詩音の乳首がピンク色に上気するまで、くすくすと笑いながら梨花は詩音の胸をいじり回していた。 「よし、次ね! 下よ下、とにかく下!」 さすがに自ら隠語をべらべらと垂れる度胸はない。兎にも角にも、詩音が股の穴に以下略という無視できない可能性を検証するためだ。 梨花はずるずると詩音のジーンズをパンツごと膝まで下げると、うっすらと若葉色の茂みが生えている泉に指を這わせる。 「んぅっ!」 「ふふふ、やっぱり啼いたわね。となるとやはりここに隠していたわけね」 くっくっく、と悪の女幹部のような口調でつぶやくと、梨花はぴっちりと閉じている詩音の秘部を観察する。穴としては尿道、ヴァギナ、アナルの三つだが、さすがに尿道に鍵を隠すのは無理だろうということで外すことにした。 とまれ、穴の中に隠してあるなら直接手で確かめるべきだろう。何のかんのと回りくどく調べるより、そうした方が遥かに手っ取り早い。そういうことだ、じゃあ入れようか。 決断は早かった。 梨花は、右手の人差し指と中指をぴんと立たせると、ぺろり、と丹念に舐めあげて唾液で湿らせてから、 「……私は鬼を食う者だから(性的な意味で」 勢いよく、詩音の下の穴に二本の指を突っ込んだ。 「うぐぅぅ! んふ、はぅ……」 下半身への衝撃はやはり凄まじいものがあったのか、詩音は大きく声をあげる。 しかし、そんなことはお構いなしに梨花の指は詩音の秘所をぐにぐにと犯す。 指をグラインドさせるたびにぬちゃぬちゃと奏でられる卑猥な音が、詩音の声を余計に妖艶にしていた。 「んぅ、は、ふ、あっ、ああっ、あっ」 「むう、おかしいわね。ここかー? それともあそこなのかー?」 指を挿入し、さらに詩音の恥丘を揉みしだきながら、梨花はノリノリで詩音に言葉責めをする。聞いていないであろうことはわかってはいるが、これもまた気分の問題だ。 しかし、ここにもないとなると後はひとつしかない。 ぬちゃぬちゃと挿入した指を止めることはせず、梨花は詩音の足を前に倒す。すると、自然と詩音の股が全開で見えた。 ビバ消去法。 うふふふふふ、とアヤしい笑みを漏らしながら、もう一方の指をアナルに、そして口をぷっくりとした陰核に近づける。 「シンメトリカルドッキングー!」 下ネタ解禁。 じゅぷ、かりっ。 「くぅ――あぁぁッ……! いぃ、くぁ……!」 新たな方向から突如爆発した快感に、詩音は意識を真っ白にし、びくびくと身を仰け反らして絶頂に震えた。 つーか起きてんじゃねーのかこいつ、という指摘をする者は、幸か不幸か梨花を含めてこの場には存在しない。 そんな事は露知らず、梨花はしばらく詩音の膣にくちゅくちゅと指を出し入れして思う存分楽しんだ後、ふう、と身を起こした。 ごちそうさまでした、と詩音に向かって手を合わせると、ふむう、と腕を組む。 (しかし詩音が身に着けているわけじゃないとなると、どこなのかしら) 絞りこむにしても、精々園崎家の中ということくらいしかわからない。 これはちょっと探すのに時間がかかりそうね、と梨花はため息をつくと、とりあえず手近な居間から取り掛かろうと立ち上がった。 そしてずるべたーん!とすっ転ぶ。 受身すらとれずに顔面を強打し、痛そうに鼻を押さえながら、何なのよもう、と梨花は険のある目で足元を見やり…… そしてそのまま、さあっ、と顔色を蒼白にする―― 自分の足が、ぴんと伸ばしたまま投げ出されている。そこまではいいのだが、足先に、なにか、白い、ものが。 それは、こちらの足をがっちりとホールドしていた。 また、それは詩音の肩先から伸びていた。 とどのつまりは。 梨花の足を、詩音が握っていた。 「お、おおおおお起きていたのですか、詩ぃ」 「ええ。きっちりくっきりきっかりはっきり起きてましたよ、梨花ちゃま」 冷や汗を滝のように流しながらも、詩音に口を開く梨花。とりあえず敵意はなさそうなのでほっと息をつく。 が、それもすぐに打ち破られた。 「ねえ梨花ちゃま」 「みぃ?」 「さっき、いろいろと私の身体を弄繰り回してくれたみたいですねぇ」 ぎくり、と身を震わせる。加えて情欲に濡れた詩音の瞳が、梨花の不安を現在進行形で膨らませていた。 「え、えーと」 「ですから」 一息。 「私もお返しに弄繰り回しちゃっても、構いませんよね……?」 思わず呼吸が停止しそうな台詞に、梨花は硬直した。しかし、同時にずるずると引っ張られていく己の足に身も凍るほどの戦慄が走る。 「み、みぃぃぃぃーー!」 叫びながら、慌てて手近な柱につかまる。梨花と詩音の膂力差を考えると捕まることすらできなくてもおかしくはなかったが、未だ足のロープが解けていないのと絶頂の直後で身体に満足に力が入らないのとで、梨花と詩音の間に拮抗が生まれつつあった。 ぐいぐいと足から胴、胴から腕へと伝わる力に身震いしながらも、柱に絡めた両腕に力を込める。詩音の根が尽きるまで自分の力が持つともあまり思えなかったが、それでも抵抗はしなければならない。 しかし、それも長くは続かなかった。 「みぃっ!」 業を煮やしたのか、梨花の足の裏をちろりと舐めあげる詩音。 思わず手を離してしまい、あっと気づいたときにはすでに柱はこちらの腕の射程外にあった。 「みぃぃぃーー!!」 かりかりと床に爪を立てるが、その程度で何とかなるはずもなく。 程なくして、梨花はうつぶせのまま詩音にすっぽり抱きかかえられる格好となった。 「んん~、やっぱり可愛いですね梨花ちゃまは。髪はつやつやですし肌はすべすべですし、ああ素晴らしき哉幼女補正!」 きゃー、と黄色い声を上げながら、すりすりとこちらの髪やら顔やらを撫で回す詩音を、梨花はどこか諦めたように眺めていた。 とは言え、抵抗らしい抵抗もできないし、詩音の手つきはそれなりに優しくて心地よいのでとりあえず何もしないでおく。やはりなでなでされなれている者は違うということか。 恐るべしにーにー。 (さすがね、悟史) 頬に一筋の汗を垂らしながらも、不敵に笑って、梨花。 (んっ、やっぱり、沙都子ゲットの道程での最大の障害は、くンっ、あなただけか……って) 「……って、どこ触ってるのですか、詩ぃ!」 いつの間にかワンピースの隙間から腕を突っ込んでぴこぴことこちらの乳房を弾いていた(揉むとは言えないのが悲しい)詩音に、慌てて叫ぶ。 「んー? だって言ったじゃないですか、梨花ちゃま」 くすり、と笑みを吐息に変えて零すと、詩音は覆いかぶさったまま、こちらの首筋をぺろりと舐めあげた。 「ひゃう!?」 「――弄り回してあげる、って」 言葉と同時に、乳首をきゅうっ、とつねられ、梨花は仰け反って嬌声を上げる。 「ふふっ……可愛い」 仰け反った拍子にこちらに近づいてきた梨花の頭に首を巡らせ、はむ、と梨花の耳を甘噛みした。 梨花は首を振って逃れようとするが、その動きもどこか弱々しい。 「はむ……ん……ちゅ。ほら、こんなに濡れてます。私が押し倒さなかったら、どうせ後で自分でヤッていたんでしょう?」 ちっちゃくても思春期ですもんねぇ、と淫蕩な笑みを漏らす詩音に、 「あっ……ふ……んんっ。ち、ちが――」 「ふーん。じゃ、確かめてみます?」 「……へ?」 何を、と聞き返す間もなく、詩音はするりと体位を変えると、梨花の下着をするすると剥ぎ取った。足首を縛られているというのに、驚異的な動作のなめらかさである。FPSに直すと85は優に出ていそうなぐらいの快適さだ。 「さてさて、ご開帳~☆」 そのまま、かぱちょと梨花の膝を掴んで股をM字に開く。梨花はと言えば、抵抗を諦めたのかぐったりと脱力していた。 ふんふんと当たる詩音の吐息をもどかしげに感じつつ、スカート越しに詩音の頭をぎろりと睨む。 ええい、もうどうにでもなれだっ。 詩音はといえば、うわー、と感嘆の言葉を漏らすと、 「ふむふむ、梨花ちゃま"も"生えてないんですねー。沙都子とおんなじ」 さわさわとこちらの恥丘を撫でる詩音に、恥ずかしさのあまり梨花はぷい、とうつむき―― 「……って待ちなさい! あんた沙都子に何やったのよ!」 思わず猫かぶりも忘れて、がばと身を起こす。 「何したって言われましても……ナニに決まってるでしょ?」 「きぃぃぃぃっ、この泥棒猫っ! やっぱりでか乳にはロクなのがいないわねっ! もう怒ったわ、あんたみたいなサカッた雌猫なんかこの私にオとされてしまえー!」 「ふっふっふ、上等ですよ梨花ちゃま! 梨花ちゃまのブラックリストにお姉は入ってるのかとかいうツッコミは華麗にスルーしつつ、私は悟史くんと沙都子とお姉さえ手に入れば他は何も要らないんですがそれはそれとして梨花ちゃまも頂いておきましょう!」 ふーっ! と毛を逆立てて威嚇する梨花に、するり、とこれまたあっさりと足首のロープを外して笑みを浮かべる詩音。 ツッコミ禁止。 「百年かけて仕入れたエロ知識なめんなー! かかって来なさいグギャ女!」 「言ってくれるじゃないのっ! イき倒されてぇかぁぁぁぁっ! ぐげげげげげげげ!」 「ん……む。はぁ……ちゅ」 「く……んんっ。ぺろ……ちゅぷ」 ぴちゃぴちゃと淫猥な音を響かせて、二人の少女が絡み合う。お互いの髪が動く度に舞い踊り、まるでのたくる蛇の群れの様だ。 詩音の上半身に被さった梨花が、詩音の乳首を吸い上げる。むにむにと手の中で暴れる乳房をしっかりと握り締めて、すりすりと乳輪を擦りあげた。 梨花の胸の突起を、詩音がついばむ。そのまま唇と歯でコリコリと転がし、もう一方の乳頭をかりかりと爪で引っかいた。 (……んっ。さすがに、はんっ、ヤバいわね。手馴れてそうだとは思ったけど、まさか、んんっ。これほど、とは) (……くっ。こ、子供だと思って、甘く、はんっ、見ちゃいました、ね。ていうか、くンッ、お姉より数段巧いじゃないですか、この子っ) 内心で焦りを覚えながらも、互いを責める手は止まらない。 頭に靄がかかったままさらに肉欲に溺れていき、理性が磨り減っていく。回れば回るほどに堕ちていく、正に快楽地獄だ。 やがてお互いの胸だけでは満足できなくなったのか、二人は体位を変えると、お互いの股間に顔を埋めた。 詩音が、梨花の秘所を舌で撫でる。秘裂をちろちろとねぶり回し、奥まで舌を突き入れる。 梨花が、詩音の淫核を口に含む。赤子のように、一心にちゅうちゅうと吸いたてる。 (ええと……なんだっけ。私、何をしにここへ来たんだっけ) なんだろう。なにか大切なことを忘れてるような。 ぼーっと半ば放心したまま、梨花は詩音が自分のヴァギナを股間にあてがうのを、他人事のように見ていた。 ――くちゅっ。 「「は、あああああああああっ!!」」 お互いの接合部から爆発した快感に、一瞬ならず意識が飛んだ。 はあはあと肩で息をつきながらも、にちゅにちゅとお互いの動きに合わせて形を変える秘裂に、確信を込めて直感する。 (*1) お互いに、それが自らにどれだけの影響を及ぼすか、今の絶頂だけで容易に想像がつく。これ以上は、踏み込んではならない。 だが、しかし。 「はっ、あっあっあっあっ、ああっ!!」 「んんっ、んっんふ、んううううううっ!!」 腰が、身体が、止まらない。お互いに次なる快楽を求めて腰をくねらせ、新たに爆発する甘い感覚に身悶えする。 蜜に惹かれる虫のようだ。皮膚の下でぞわぞわと蠢き、ぞくりと寒気を伴った戦慄と、とろけるほど熱い恍惚とをもたらしてくる。 と、その時、二人の淫核がこりっ、とお互いを弾きあった。 「「あ、ああああああああああああっ!!!」」 落下感にも、浮遊感にも似た絶頂の余韻を味わいながら、梨花の意識はゆっくりと黒く塗りつぶされていった。 ……結局、梨花が当初の目的を思い出したのは、翌朝になってからだった。
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こんにちは、圭一くん♪ どうしたの? こんな人気の無いとこに一人で……。 いったい何してたのかなぁ? ここ、学校の校舎裏だよ? はぅ……レナ? うん、レナはね。 圭一くんのことが心配だったから、探しにきたんだよぉ♪ 午前の授業が終わって、これからみんなでお昼食べよ~ってときに、圭一くんどこにもいないんだもん。 レナすっごく探しちゃったよ? ああ、うんうん知ってるよ。 気分が悪いから、保健室に行ったっていうのは魅ぃちゃんから聞いたの。 お弁当も食べられないくらい、つらそうにしてたって言ってた。 でもね? レナ、圭一くん簡単なサンドイッチくらいなら食べられるかな~と思って、保健室に持って行ってあげたの。 具合が悪いんだったら、レナがあ~んして食べさせてあげようかなぁなんて思っ……あ、は、はぅ~、な、なんでもない♪ …………でもね。 圭一くん、いなかった。 保健室のドアをいくらコンコンってしても、誰も出てくれなかったの。 お返事もなかったんだよ? それでレナね。 はぅ~おかしいなぁ。 圭一くん、ベッドで寝ちゃったのかな? かな?と思って中も覗いてみたんだけど、やっぱりだぁ~れもいないの。 その時……レナ、すごくドキッとした。 だってもしかしたら圭一くん、具合悪くなりすぎてどこかに倒れてるんじゃないかって……。 そう、思ったから……。 圭一くんが……? レナの大好きな圭一くんが!? 圭一くん圭一くん圭一くん!?!? どこにいるの圭一くん!?!?!? って、レナその時すごく取り乱しちゃってね。 すぐにあちこち探しまわったの。 おトイレとか、職員室とか、校庭とか……一生懸命探したんだよ? もう、息が切れちゃいそうなくらい走って走って走って……。 そしたらね……聞こえてきたの。 校庭を走り回ってる最中、なんだか校舎裏の方から……ハァハァハァって。 まるで獣みたいな声が、聞こえてきたの。 はぅ……どこかの変態さんでも入ってきてるのかな? 怖い、怖いよ~って思いながら、レナその声のするところを覗いてみたの。 そうしたら、そこに圭一くんが立ってるんだもん。 レナびっくりしちゃったよぉ♪ はぅ~♪ もう、おどかさないでね? ……うん、でもよかった♪ 圭一くん顔色も良さそうだし、もうお昼も食べられるよね? ね? レナももうおなかペコペコだし、圭一くんもおなかすいてるよね? じゃあ、みんなのところに戻ろっか♪ …………………あ、そうだ。 教室にもどる前に、ちょっと圭一くんに聞いておきたいことがあるんだけど……いい? そんなに大したことじゃないの。 圭一くんはきっと無関係だと思うんだけど、いちおう、ね? 『梨花ちゃんの体操着とブルマーが無くなっちゃったんだけど、どこかで見なかった』? …………………見てない? ……うん。 そっか、ならいいんだ。 見てないんだね? ごめんね、変なこと聞いちゃって。 …………………『また』なんだよね。 三日前にも、たしか沙都子ちゃんのがどこかいっちゃったよね? それとおんなじ人がやったんだと思うの。 今日、四時間目に体育があったじゃない? その時はもちろん、まだ梨花ちゃんが着ていたんだけど、その体育が終わってすぐあと。 みんなで教室で着替え終わった後に、ちょっと目をはなした隙に無くなっちゃったみたいなの。 梨花ちゃんの体操着とブルマーだけが。 うん、梨花ちゃんはちゃんとロッカーにしまったって言ってたよ? つまり、そのあと『誰か』がロッカーから持っていったってことになっちゃうんだよね……。 『誰』だろうね? そんなひどいことするの。 レナは案外、身近な人だと思うんだけどな……。 うん……ひどいよね、女の子の着ていたものを盗むなんて。 一体取った人は、何に使うつもりなんだろ。 なんだろ。 梨花ちゃん、みぃ~みぃ~泣いてた……。 すっごくかわいそうだった……。 沙都子ちゃんに梨花ちゃん。 そんなちっちゃな女の子の体操着ばかり狙って……どうせならレナか魅ぃちゃんのを取ればいいのにね? 圭一くんも、許せないよね? …………そうかな。 ちょっとした出来心でも、こんなことする人はどうかと思うよ? 圭一くんは心が広いんだね。 レナは絶対に許せない。 こんなことした奴を、絶対に許さないよ。 ………………ところでさ、圭一くん。 さっきからずぅ~~~~~~っと、レナ気になってることがあるんだけど、いいかな? その後ろに持ってる、『布』みたいなもの……なに? 最初から気になってたんだ。 レナがここに来たときから、ずっとそうして『隠してる』よね? 手、疲れない? ちょっと『それ』……レナに見せて欲しいな……欲しいな。 ん、ん。 どうしてダメなの? はぅー、レナに見られたくないものなのかな、かな。 そう思うとますます見たくなっちゃうよぉ♪ ね、ね、見せて? イジワルしないで見せてよぉ♪ なんだかかぁいい匂いがするよ? レナのかぁいいレーダーがそこにビンビン反応してるよ? はぅ~んはぅ~んって。 ………………どうしてそんなに見せたくないのかなかな。 レナに見られると、困るものなの? ねぇ、圭一くん。 ……………………はぁ…………。 圭一くん……レナね……。 ほんとは『全部見てたの』。 この校舎裏に来て、圭一くんに話しかける前から、ずっと……。 圭一くんのこと、見てたんだよ。 ハァハァって声がしたから、それが聞こえてくるところをこっそり覗いたの。 そこの物陰から。 そしたらね? 圭一くんが、『体操着』を顔に押し当ててた。 その『体操着』のニオイを嗅いでた。 ハァハァハァって。 変態さんみたいな声を出しながら、レナの大好きな女の子の名前を何度もつぶやいてたよ? 梨花ちゃん、梨花ちゃんって。 おまけに、もう片方の手でなにか下の方をゴソゴソしてて……あれは一体ナニをしてたのかな。 かな。 …………うん。 もう、いいよね? じゃあレナにその体操着、見せてくれる? ………………『古手』って書いてある。 やっぱり犯人は圭一くんだったんだ……? 沙都子ちゃんのも、圭一くんがやったの? ………………ふ~ん、そう。 そうなんだ。 圭一くんがやったんだー。 へぇ~……。 …………レナ、梨花ちゃんに返してくるね。 これ圭一くんが持ってたよーって。 こんな汚いことに使われたんじゃ、もうこの体操着着れないけどね。 梨花ちゃんかわいそう……あーあ……。 ん……や……ちょ、や、やだ、何するの? レナの脚にしがみついてこないでよ! きもち悪いなぁ! 変なとこ触った汚い手で、レナの体に触んないでよ。汚らわしい! 触んないでつってんでしょ! このロリペドの変態! …………あ、ごめん。 ……ごめんね? レナつい本音が出ちゃった。 圭一くんは大事な大事な仲間だもんね、こんな言い方ってないよね? うん、勘違いしないでね? 汚らわしいって言っても、レナはべつに圭一くんがここでオナ…………ん。 ……いやらしいことしてたことが、汚いって言ってるじゃないんだよ? 男の子のそういう、性のこともわからなくないし。 レナはそのことでは圭一くんを軽蔑したりしないから、安心して? ただ、ね。 やっぱり『こういうこと』に使うんなら、ちゃんと持ち主の許可をもらわないとって、レナ思うんだ? 勝手に使ったりするのはイケナイことだよね? だからお願いしてきてあげる。 梨花ちゃんに。 圭一くんが、どうしても梨花ちゃんの体操着で自慰をしたいみたいだから、ちょっとだけ貸してあげてくれないかなー? って。 みんないまちょうどお昼で教室にいると思うから、魅ぃちゃんや沙都子ちゃんはもちろん。 クラス全員に聞かれちゃうかもしれないけど……いいよね? ね? だって圭一くんはガマンできなかったんだもん。 どうしても、シタかったんでしょ? しょうがないことだもん。 レナは圭一くんの味方だよ? はぅ~♪ あ、そうだ。 知恵先生や校長先生にも知らせた方がいいよね? 生徒の大事な性の問題だもん。 ちゃーんと先生も知っといたほうがいいよね? はぅ~♪ レナかしこぉ~い♪ ……………………え、なになぁに? やめてくれ? 今、やめてくれって言ったの? レナに? ……圭一くんさ。 レナに何かお願いがある時は、もっとちゃんとした言い方があったと思うんだけどな……。 このこと、みんなに言って欲しくないんでしょ? 知られたくないんだよね? だったらレナ、もっとちゃんとお願いしてもらいたいな。 …………ほら、はやく言いなよ。 梨花ちゃんの体操着とブルマーでオナニーしてた、前原圭一の恥ずかしい自慰行為を、どうかみんなに言わないで下さい、『レナ様』って。 ほら、言ってごらん? ……言えないの? 圭一くんのお得意の『ごめんなさい』をするんだよ、ほら。 ………………うん。 ま、とりあえず許してあげようかな。 レナだってみんなに、大好きな圭一くんがじつは変態さんでしたぁなんて知られたくないしね。 うん……でも良かったね圭一くん♪ これで何もかも元通りだよ? いつもどうり、またみんなの前で何事もなく過ごせるね。 レナいつも言ってるでしょ? 当たり前の日常なんて、簡単に壊れちゃうんだって……。 あやうく圭一くんのせいで、壊れちゃうところだったけど。 レナが黙っててあげるから平気だよ? うんうん♪ だから……ね? レナの前で、オナニーして見せて。 ………え?じゃないよ。 何おかしな顔してるの? まさかなんの『お仕置き』もなしに、このこと秘密にしてもらえるとでも思ったのかな。 かなかな。 甘すぎるよ。 レナ言ったよね、こんなことした人を絶対に許さないって。 さっきの『ごめんなさい』は、みんなに言わないであげるってだけだよ。 だからほら……して? して見せて? レナの前で。 オナニー。 ほんとは梨花ちゃんと沙都子ちゃんの前でさせてやりたいけど、あの二人にはまだ早すぎるからね。 かわりにレナが見ててあげるの。 イジメてあげる。 罵ってあげるの。 目で犯してあげるよ。 圭一くんのみっともな~い姿を、ね。 それに……それにさぁ、圭一くん。 さっきからズボンの前、パンパンになっちゃってるんだけど……『それ』はどうするの? そのままじゃ、教室戻れないでしょ? ごめんね。 レナがさっき途中で話しかけちゃったから、中途半端なとこで終わっちゃったんだもんね? もうジャマしないから、いいよ続きして。 レナもう邪魔しないから。 圭一くんがオナニーするとこ、レナが全部見ててあげるから。 ほら、はやくみせて? シて見せて? ついさっきまでここでやってたよね。 それをもういちどレナの前でやるだけだよ。 はぅ~簡単だよ~。 うん……そう、そこね? そうやってズボンのチャックから、おちんちんだけ出してやってたよね? ほら、全部レナに見せてよう。 圭一くんのおちんちん見せてー? ………………ふ~ん。 それが圭一くんの、なんだ。 …………恥ずかしい? レナに大事なとこ見られて、恥ずかしい? おちんちん恥ずかしいんだ? あははははは♪ いまさらそんなこと言われたって、全然説得力ないよ。 さっきはあんなにハァハァ言いながらシテたくせに。 それにレナ、知ってるんだよ? だよ? ふふふ……♪ 何をって、とぼけないで欲しいな。 圭一くんが、『ドM』だってことだよ。 できないです、恥ずかしい、とか言って。 圭一くん、いますっごく興奮してるよね? レナの前でオナニーできるって思って、おちんちんビクンビクンしてるよ? そんなに顔を真っ赤にしてるくせに、手でもうおちんちんしっかり握っちゃって……。 レナ、まだ触っていいなんて一言も言ってないんだけどな~? あ……あ、あ、ほらほら♪ いまおちんちんピクンってしたでしょ? やっぱり興奮してるんだ? レナにからかわれてきもち良くなっちゃった~?圭一くぅん? クスクス……♪ どうしよっかな。 かなかな。 もうちょっと焦らしてあげようかと思ったんだけど……。 なんか圭一くん、もうガマンできなさそうだね。 そんなにシタい? そんなにレナの前で、シコシコしたいの? あはははは♪ そんな必死にうなずいちゃって、まるでおあずけくらってる犬みたいだね。 ……うん。 じゃあいいよ。 そのままレナによく見えるように、おちんちんシゴいてみて? いいよ、シコシコして♪ …………って、あ、あ、あ。 ダメ、ダメだよ。 そんないきなり激しくシちゃダメだよ? そんなに早くしたら、圭一くんすぐイっちゃうでしょ? レナはできるだけ圭一くんの恥ずかしいところを見てたいんだから、もっとゆっくりやって見せて? ……うん。 そうそう、それぐらいゆっくり……だよ。 まだ早くシちゃだめだよ? いつもシテる時よりも優しく、丁寧にやるんだよ~。 ナデナデ~って。 …………え? こんなゆっくりじゃ、あんまりきもち良くない? あはは……『だからイイ』んだよ♪ レナは、圭一くんがそんなもどかしくしてる仕草を見たいんだから……。 レナの目の前で激しくシゴきたい。 レナに視姦されながら、おもいっきりシゴきあげたい。 したいのにシたいのにシタいのに。 でも、そうさせてもらえない。 きもち良くさせてもらえない。 それがもどかしくてイジらしくて、つい腰をモジモジさせながら悶える圭一くん……♪ そんなたまらなくかぁいい圭一くんが、レナの大好物なんだから……♪ だから、ダメ。 そのままレナの言うとおり、ちょっとずつやりなさい。 わかった? …………はぅ、そんな泣きそうな顔しないでよ~。 それじゃまるで、レナが悪い子さんみたいだよ……? もう、しょうがないなぁ圭一くんは……。 はいはい、レナの負けでいいですよー。 はぅ~。 うん。 じゃあ、ちょっとだけね? ほんのちょっぴりだけ、早くシテもいいよ? …………クスクス。 かぁいいね……そんなに嬉しそうにシコシコしだしちゃって……♪ ねぇ、きもちいい? レナに見られながらのオナニーはきもちいいですかー?圭一くん? あはは、答えなくったってわかるよ。 そんなに手を必死に動かして、お口をポッカリ開けちゃって……。 よだれまで垂れてるよ? なんか、今の圭一くんの顔ほんっとだらしない。 すっごくみじめで情けなくて、これがレナが大好きな圭一くんなの? そこまでいくと、なんかもうただのオスって感じだね。 オナニーしたいだけの、ただのスケベなブタさんだよー。 ねぇねぇ、レナにこんなとこ見られて恥ずかしくないの? ブタだなんて言われて悔しくないの? ねぇ、ねぇねぇ圭一くん? ……あ。 いまピュッピュッって、おちんちんの先から何か出てきたね。 なぁにこの透明なの。 なんなのかなぁ~? ……ダメだねぇ圭一くんは。 レナがいくらバカにしても、罵倒しても、み~んなきもち良くなっちゃうんだ……。 それにさっきから……レナ思ってたんだけどさ。 レナのこと、オカズにしてない? おちんちんシゴきながら、レナのカラダ、チラチラ見てるよね? さっきからず~~~~~っと。 レナの顔とか手とか、胸元とか……。 脚なんてまるで舐め回すようなイヤラシイ目で、ジロジロジロジロ。 梨花ちゃんの体操着がないからって、今度は目の前にいるレナのカラダまで使うんだ? ほんっと見境無いね、圭一くんは。 ……あのさ圭一くん。 どうせなら、ちょっとだけサービスしてあげようか? そんなにレナのカラダをオカズにしたいなら、こうやって……ん……。 こうやって、レナが自分でスカートをめくり上げていったら……どうかな? ……興奮する? ほらほら、ちょっとずつちょっとずつ……。 レナのセーラー服のスカートがめくれていくよ? いっちゃうよ~? 見てる~? あ……ほら、ふとももが全部見えちゃった……。 さっき圭一くんがイヤラシイ目で見てたとこだよ? どお? 嬉しい……かな? かな? このままもっともっとめくり上げていったら、今度は何が見えちゃうのかな……? 圭一くん見たい? これよりももっと先まで……レナのこと、見たい? はぅ……そんなおちんちんシゴきながら、女の子のスカートの中を見たい!だなんて……。 ほんとデリカシーがないなぁもう。 …………うん。 じゃあ、見せちゃう。 圭一くんがおちんちんシコシコしてるとこ見てたら、なんだかレナもちょっぴり変な気分になってきちゃった……。 だから、特別だよ? ん…………ほ、ほら、見える? レナの下着……大事なとこを隠しちゃってるパンティ……全部見える? ね、見える? あ、あ、あ……すごい、すごいね……圭一くんの手の動きがどんどん早くなっちゃう……。 おちんちんの先っぽから、ピュッピュッピュッてお汁が止まらないよ……すっごくいやらしいね……。 ん……ね、ねぇ、もう出ちゃう……? 出ちゃいそうなの? レナの生パンティに興奮して、そのままドピュドピュッてしちゃう? 圭一くんのおちんちん、もうビクンビクンって跳ねて……今にも射精しちゃいそうだよ……うん……すごい……。 これでさ……もしこうやってレナが……今度はこのパンティまで降ろしていっちゃったりしたら……おちんちん、どうなっちゃうのかな……? ん……大サービス、だよ? レナの一番大事なとこ、このまま見せてあげる……大好きな圭一くんに……。 あ……ほら見える……見えちゃう見えちゃう……。 女の子の一番大事なところが見えちゃうよぉ……。 圭一くんに見られちゃう……。 レナのお○んこが……もうちょっと、もうちょっとで……ほらほら……見え……。 …………………きゃっ!? え、え……? あ、あ、あー……すごい……すごくいっぱい……たくさん……。 おちんちんの先っぽから、びゅるびゅる~って……白いのがいっぱい出ちゃってる……すごいよ……。 あぅ……圭一くんが射精しちゃってる……レナの目の前で出しちゃってるよぉ……はぅぅ……。 み、見てるから……レナちゃんと見てるから、ね? い、いっぱいいっぱい出していいよ……そのまま……。 は、はぅ。 こんなにドバドバ出して……すっごくきもちよさそう……女の子に見られながら射精するの、きもちいい? そんなにいっぱい飛ばしちゃって……もしかして、レナにかけたいの? レナの体にビチャビチャって、かけたいの……? …………ん……あ、あん……今の、ちょっぴり脚にかかっちゃった……はぅ……すごくドロっとしてるよ……。 ………………全部……出た? うん……よかったね。 射精してるときの圭一くんの顔、すっごくかぁいかったよ? レナもちょっぴり興奮しちゃった……。 でも、もったいなかったね。 もうちょっとガマンすれば、レナの生のお○んこ見られたのに……。 はぅ~、圭一くん残念……。 う~ん……でもなんか、アレだね……。 せっかくのお仕置きだったのに、ただレナが圭一くんのオカズになっただけみたい……。 やだな。 圭一くんには一切触られてないのに、レナのカラダ、汚された気分だよ……はぅ。 これじゃあまた、別のお仕置きを考えないとダメだよね? これじゃあ圭一くんのためにならないもん。 う~んう~ん。 何がいいかな、いいかな。 圭一くんにとっての罰ゲーム罰ゲーム……。 …………あ、そうだ。 レナ良いこと思いついちゃったよ♪ あのね圭一くん? レナ、今ちょっと体が興奮しちゃってて……ちょっと、アレなの。 わからない? も、もう、ここだよ……こ・こ。 お腹のあたりがちょっと……あ、熱くなっちゃってるの……♪ おかげでね……溜まってたお水が、いまにも漏れちゃいそう……。 レナ、すっごくおトイレに行きたいよう……。 だから……ね? も、もうわかったよね? レナが何を言いたいか、ドMの圭一くんならもうわかってくれたよね? うん♪ じゃあそこにあお向けになってくれる? レナがまたがってシテあげるから……。 …………はぅ、さすがのレナもこの体勢はちょっと恥ずかしいな……圭一くんに丸見えになっちゃう……。 ん……準備はいい? ちゃんとお口開けた? うん……♪ それじゃあ、飲ませてあげる……♪ 終
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前回 ありがとう。~ワン・ショット・ライター~ 沈黙。 重い空気がダム工事現場跡に流れる。いつの間にか蝉の鳴声も聞こえなくなっていた。 今日は暑い。真夏の太陽が容赦無く、私達の上に降り注いでいる。 「・・・あ、あはははははは!じょ、冗談が過ぎるよ?詩音。」 お姉が真っ青な顔で問い掛けてくる。 レナさんも「そ、そうだよ!何で圭一君の名前が出てくるのかな?かな?」と続けて言う。顔は笑っているが目は笑って無い。 レナさんの目に、いつもの可愛らしさは無く、怒りが渦巻いているのが分かる。この目で見られると怖い。正直逃げ出したくなる。 「・・・すいません。本当です」 だが逃げてどうなる。私は圭ちゃんと一緒に居たいのだ。私は絶対に引かない。 また沈黙が訪れる。しばらくしてお姉が、うわ言の様に「こりゃ参ったね・・・」と言って片腕で自分の視界を遮り顔を上に向ける。その頬を涙が流れていった。 「詩ぃちゃん。何でそうなったか話してくれないかな?」 レナさんは、そう私に促した。 「わかりました。」 私は半キャップをバイクのシートに置き、口を開いた。 ありがとう。 第二部 『予想外』 悟史君に告白を断られた事。 何も考えたく無くて彷徨った事。 傷ついた心が癒されるかもしれない。と思い煙草を吸おうとして、圭ちゃんに怒られた事。 そんな私を優しく諭してくれ嬉しかった事。 一目惚れしてしまい、一週間悩んだ事。 そして昨日の事。 何時間も掛けて話した。お姉もレナさんも黙って聞いてくれた。 「・・・これで全部です」私は話し終わり、二人を見る。 「詩音・・・。私は・・・アンタを責める気は無い。ただ、一つだけ気に食わない事があるんだよ・・・」 お姉が私を睨み付ける。 そしてレナさんも 「圭一君は別に誰と付き合っているって訳じゃないしね。だからレナも詩ぃちゃんに対して文句を言うつもりは無い。 けど一つだけ間違っている事があるよ。それは魅ぃちゃんが考えている事と同じかな?」 と言ってお姉の顔を見た。 パンッ! お姉がレナさんに頷いて私の左頬を張り「相手の事が好きでも、付き合う前から身体を許す様な真似をするなっ!子供のする事じゃ無いよ!」と怒鳴る。 パシンッ! 「そうだよ。詩ぃちゃんが圭一君の事が好きなのは分かるけど、それじゃあ色仕掛けしたのと変わらないよ?」とレナさんも同じように私の右頬を張った。 確かにその通りだ。実際、私は色仕掛けを使ったも同然なのだから。 しかし予想外だった。てっきり私は罵倒されたり、二人と大立ち回りをするとばかり思っていた。 だが二人は私の過ちを咎めただけだった。 「私は身を引くよ。悔しいけど、詩音の想いには勝てない。簡単に身体を許した事は間違っているけど、そこまで覚悟してるんなら・・・私は詩音を応援するよ」 と言ってお姉が私の頭を撫でる。 「レナも圭一くんの事、諦めるよ。何より圭一くんが詩ぃちゃんの事が好きなら、レナ達が入り込む余地は無いしね」 とレナさんも言ってくれた。 「・・・ごめんなさい。そして、二人ともありがとう・・・」 そんな二人の優しさに触れ、涙が溢れてくる。 ありがとう・・・。 私は二人の事を勘違いしていた。 きっと悲しいだろう。悔しいだろう。けど、私を許してくれた。 「圭ちゃんに大切にしてもらいなよ?」とお姉が言ってくれ、私は泣いた。 こうして『問題』はケリが付いた。 私は泣きやんだ後、二人に感謝の気持ちを伝えてダム工事現場跡から圭ちゃんの家に向かう。 気が付けば夕日が沈みかけていた。 水車小屋の裏にバイクを停め、歩いて圭ちゃんの家まで行った。 そして二階の部屋の窓に小石を投げて圭ちゃんに合図する。気が付くだろうか? 何回か繰り返すと、圭ちゃんが窓から外を見た。どうやら気付いてくれた様だ。 少しして圭ちゃんが玄関から出て来て、私に近付き「詩音。その頬どうしたんだ?」と心配そうに口を開く。 「まあ、アレです。『問題』のケリを付ける為の『ケジメ』って所ですね☆名誉の負傷です♪」 私は笑ってそう言って「少し散歩でもしませんか?」と聞いてみる。 「ああ。じゃあ行くか!」 と圭ちゃんが言って、二人で散歩を始めた。 「とりあえず河原にでも行こうぜ」 圭ちゃんが私を促す。 二十分程歩き、河原に到着した。 手頃な大きさの石の上に二人で座って川の流れを見る。 「涼しいですね・・・」 「そうだな」 そんな取り留めの無い会話をして私達は沈黙する。私は告白されるのを待っている。 圭ちゃんはタイミングを見計らっているのだろう。 少しだけ緊張する。虫の鳴声と川の流れる音だけが辺りに響く。 どのくらい時間が過ぎただろう。圭ちゃんが私に話掛けてきた。 「なあ詩音。話聞いて貰って良いか?」 「はい・・・」 私は圭ちゃんと顔を合わせない様に下を向いて言う。今、真っ赤な顔をしているだろうから、見られるのは恥ずかしい。 「昨日から家に帰って考えてたんだ。詩音との事・・・」 私は少しだけ顔を上げて圭ちゃんの顔を見る。 すっかり辺りは暗くなって、月明りに照らされた圭ちゃんは・・・何処か中性的で綺麗だった。 「俺。詩音の知らない所が、いっぱい有る。詩音も俺の知らない所があるだろ?」 圭ちゃんが私の手の上に手を重ねる。 「そうですね。いっぱい有りますよ。」 私はドキドキして、そう言うのが精一杯だった。 「だから、詩音の事いっぱい知りたい。そして俺の事も知って欲しい」 私も圭ちゃんの事、いっぱい知りたい・・・。私の全てを見せても良い。圭ちゃんは全てを見せてくれるだろうから。 圭ちゃんが私の方を向き「詩音。好きだ!俺と付き合ってください!」と言ってくれた。 凄く嬉しい。昨日から告白されるのは分かってた。けど予想外な告白の仕方が嬉しかった。圭ちゃんなら一言「付き合ってくれ!」みたいな事を言って終わるかと思った。 でも圭ちゃんなりに精一杯頑張って、想いを告げてくれた。短い告白だったけど、しっかり想いの詰まった告白。 「もちろんです!私を圭ちゃんの彼女にしてください」 圭ちゃんの手を握り返して、私は目を閉じる。 「詩音の事。大切にするからな」 圭ちゃんの顔が私の顔に近付くのが分かる。 唇に柔らかい感触・・・。ただ唇同士が触れただけの軽いキス。でも凄く甘い気分になる。 どちらともなく唇を離し見つめ合った。 「圭ちゃん☆これからもヨロシクお願いします♪」 私は圭ちゃんに微笑みかけて言った。 「ああ!こちらこそヨロシクな!」 圭ちゃんも、そう言って二人で笑い合った。 昭和58年8月。 ほんの少しロマンチックな雰囲気の中で、私達は付き合い始めた。 少女漫画の様なベタな展開に笑ってしまいそうになる。でも、こんなに感動する告白は無いだろう。 もう少しで、お盆の時期だ。 多分バイトも忙しくなるだろう。でも出来るだけ時間を作って会いたいな・・・。 その後、私達は寄り添って二人だけの時間を過ごした。 そして、別れを惜しみながら帰宅した。 家に辿り着いた時、夜の十一時過ぎだった。母さんに少し怒られた。 お盆の間、バイトが忙しくて、なかなか圭ちゃんとは逢えなかった。何でこの時期、飲食業はこんなに忙しいんだろう。シフトなんか関係なく毎日働いた。 ともかく、明日からは通常営業になる。つまりシフト通りのバイトだ。 そして明日から二日間、バイトは無い。 やっと圭ちゃんと一緒に居れる。 バイトが終わり、私は自室で圭ちゃんと電話していた。 「と言う訳で、今年のお盆は大変でした。まさに戦場でしたね」 「ははは!まあ仕方無いぜ。ところで明日からは暇なんだろ?」 「ええ♪二日間だけですがバイトは休みですよ☆」 「じゃ、じゃあデートでもしないか?まだ付き合ってデートらしい事してないし・・・」 「喜んで♪あの・・・突然ですがデートの後、私のマンションに泊まっていきませんか?」 「え・・・。い、良いのか?」 「はい・・・」 「じゃあ泊まらせて貰うぜ!あ。明日は何時に迎えに行こうか?」 「早く圭ちゃんに会いたい・・・だから朝の九時はどうですか?」 「分かった!じゃあ九時に興宮の図書館の前で良いか?」 「はい♪じゃあ、そろそろ寝ますね☆おやすみなさい☆」 「ああ。おやすみ、詩音」 カチャ。 明日はデート♪楽しみで仕方無い。ああ。ちなみにマンションに泊まらないか、と聞いたのには理由がある。 あの日以来、お姉とレナさんが私に協力してくれている。 そしてレナさんが、圭ちゃんに電話する前に電話してきて教えてくれた。 『明日。圭一君の御両親は愛知県に行くから帰って来ないんだよ』 『魅ぃちゃんにはレナから[魅ぃちゃんの家に泊まってる事にして]って伝えておくから、二人で一緒に過ごしたら、どう?』と。 私は有り難い提案に感謝しつつ、圭ちゃんに電話したという訳だ。 明日は九時に待ち合わせ。という事は、七時には起きねばなるまい。女の子は準備に時間が掛かる。 さて。寝よう。明日は早く起きないと・・・。 朝六時。私は目覚ましが鳴る前に起きた。遠足に行く子供の様な心境だ。 初デートにワクワクして寝てなんかいられない。という感じだろうか? とりあえず準備等はマンションに行ってしよう。 私は適当に荷物をまとめて、何故か早くから起きてた母さんに「ちょっと用事があるんで、お姉の所に行って来ます。あと今日は本家に泊まります。」と言って家を出た。 ちなみに鬼婆様は今日、鹿骨市に行って明日まで帰って来ないらしい。 だから本家に泊まった事に出来る。 お姉とレナさんのアシストに心の中で感謝して、マンションのエントランスに入った。 私は今、図書館の前で圭ちゃんを待ってる。軽く部屋の掃除をしたり、シャワーを浴びたり等、準備を朝早くからしたら時間は余る訳で、八時過ぎには図書館に歩いて向かったのだ。 あと少ししたら圭ちゃんも来るだろう。 いつもより少しだけ力の入ったメイクをしたし、服もおかしく無い筈・・・うん大丈夫。ときたま鞄からコンパクトを取り出して化粧が崩れて無いか確認したり、ソワソワしながら待っている。 「お~い。詩音~。気付いてるか~?」 「は、はひぃ!?」 驚いた。いつの間にか圭ちゃんが来ていた様だ。 「ははは!ようやく気付いたか!なんか話掛けても気付いて無いみたいだし、寂しかったぞ?」 と圭ちゃんが笑って言う。 「・・・すいません」私は圭ちゃんに謝った。なんだか恥ずかしい。 私は顔が熱くなるのを感じつつ、圭ちゃんに言った。 「デートが楽しみ過ぎて、ソワソワしちゃって気付けませんでした」 「気にするな!とりあえず荷物置きたいんだが・・・」 圭ちゃんがそう言ってリュックサックを私に見せる。多分着替えが入っているのだろう。 「じゃあ部屋に荷物を置きに行きますか♪」 私たちは一緒にマンションに向かった。 マンションに荷物とMTBを置いた後、私達はデートを開始した。 服を買ったり、ゲームセンターで遊んだり。まあ普通のデートである。 そして現在。昼過ぎのエンジェル・モートで遅めの昼食を取っている。 バイト仲間がニヤニヤしながら見てきたり、やたらテーブルに近付いて来ようとする。 多分、次のバイトの時に根掘り葉掘り聞かれるだろう。まあ・・・良いか。 それより今日一番の難題を圭ちゃんに切り出さねばなるまい。私は圭ちゃんの耳に顔を近付けて言う。 「あの・・・。後で良いんですけど、薬局に行きませんか?その・・・アレを買いたいんですけど」 薬局に恋人と買いに行くアレとはアレである。コンドームだ。流石に毎回膣内射精はさせれない。それに今日は危険日だ。 バイトが忙しくて事前準備出来なかったし、どれを買えば良いのか分からないから、デートのついでに買っておこうというヤツだ。 「別に良いけど。アレって何だよ?」 と圭ちゃんが聞いてくる。 「アレって言ったらアレですよ。コンドームです。」 「あ、ああ!なるほどな!そうかアレか!」 と圭ちゃんは、ようやく気付いた様である。 「とりあえずデザートにケーキでも食べてから行きますか♪」 私は近くのバイト仲間に声を掛けてケーキを注文した。 ちなみベークドチーズケーキとモンブランである。この二つはエンジェル・モートのオススメで、かなり美味しい。 その後ケーキを所謂『あーん』で食べさせたり、食べさせて貰ったりと周囲に甘い雰囲気を漂わせ「K!お前が羨ましい!極刑に値する!」と叫ぶ常連客達を私は睨み付けたりした後、店を出た。手を繋いで。 これで次のバイトからは『お触り』等をしてくる客は減るだろう。 圭ちゃんは何故かエンジェル・モートの常連客に慕われている。その圭ちゃんの彼女に、ちょっかいを出す様な真似はしてこない筈だ。 圭ちゃんと手を繋いで歩きながら、ふとした疑問を私は聞いてみた。 「ところで圭ちゃんは、私と逢えなくて寂しかったですか?」と。 ちなみに私は寂しくて、泣いてしまいそうだった。付き合い始めて間もないが、私は本当に圭ちゃんの事が好きだから、たまに不安になったりする。 別にお姉やレナさんを疑う訳では無いが、圭ちゃんを誘惑する輩が居ないとは限らない。 圭ちゃんはモテる。自分では気付いて無いが、周囲にフラグを立て過ぎだ。 「そりゃもう寂しかったぞ!逢いたくて仕方無かったぜ!」 と圭ちゃんが言ってくれてホッとする。凄く嬉しいので圭ちゃんの腕に抱き付いてみた。 「えへへ♪何か嬉しいです☆」 「そ、そう言う詩音は寂しかったか?」 圭ちゃんが顔を真っ赤にして言う。 「寂しかったですよ・・・。それこそ泣いてしまいそうになる程。まあ我慢しましたけど」 私はそう返して、圭ちゃんを見た。 「そうか。偉いぞ。良く我慢してくれたな。」 と圭ちゃんが言って私の頭を撫でてくれる。 「ん・・・」 やっぱり圭ちゃんに頭を撫でて貰うのは気持ち良い。圭ちゃんからの御褒美を堪能したいが、街中で蕩けた顔をして甘える訳にもいかない。ちょっと残念。 「「・・・」」 そして目的地である薬局の前に私達は着いた。 親類の経営する店では無いのが、せめてもの救いである。近頃増えてきたドラッグ・ストアという店だ。 緊張する。 圭ちゃんが「じゃあ詩音、行こうか」と言った。 「はい」 私達は自動ドアに向かって進み出した。 いらっしゃいませー! そんな店員の挨拶を聞きながら、店の中を見渡す。意外と店内は広い。 コンドームは生理用品コーナー辺りにあるだろうか。 繋いだ手が汗ばむのを感じる。何事も最初は緊張するものだ。 私達は生理用品コーナーに素早く移動した。 ・・・あった。 薄いのやら、分厚いのやら色々有る。うわ。イボイボなんてのも有る。これから御世話になる機会が増えるだろうから、勉強しておこう。 「け、圭ちゃん。ど、どれが良いですか?」 私は平然を装って聞いてみた。 「あ、ああ。こ、これなんてどうだ?」 そう言って、スタンダードなコンドームを指差す。やはり圭ちゃんも緊張しているのだろう。何処か頼りない。 「ま、まあ。良く分からないんで、い、色々買ってみますか!」 と言って、種類の違う物を二、三品手に取って圭ちゃんに渡す。ちなみにイボイボは渡して無い。 「そ、そうだな!んじゃ、さっさと買って店を出ようぜ!」 と慌ただしくレジに一緒に向かった。 生暖い視線を送る奥様方に見送られながら私達はレジの前に並ぶ。やたら時間が長く感じる。 しばらくして私達の番になった。 やたら良い笑みを浮かべたお姉さんが、コンドームを会計して紙袋に入れてくれ、圭ちゃんと折半して代金を払う。 「スタンプ・カード作っておきますんで、また御利用して下さい☆」 とお姉さんがスタンプ・カードを私に手渡してくれたので財布にしまった。 私は鞄の中に紙袋を手早く入れて圭ちゃんと逃げる様に店を後にした。ああ恥ずかしかった。 そして店から少し離れた場所で圭ちゃんが口を開いた。 「は、恥ずかしかったな」 「ええ・・・」 圭ちゃんが先程買った服と、ゲームセンターで取ったぬいぐるみの入った袋を見せて「とりあえず、荷物を置きたいぜ。そろそろマンションに帰らないか?」と言ってくる。 「そうですね。ついでにセブンス・マートに寄って買い物をして行きましょう☆」 そこで私たちはセブンス・マートに向かった。 その後、買い物を済ませてマンションに帰ったら、四時すこし前。圭ちゃんに振る舞う夕飯の準備を開始する。 ちなみにシーフードカレーとポテトサラダだ。圭ちゃんのリクエストだったりする。 圭ちゃんも出来る範囲内で手伝ってくれて、新婚みたいだなとか思ったりと楽しい時間を過ごす。 あとは煮込んで完成という所で、米を砥ぎ、炊飯器に掛けた。 「圭ちゃん。お手伝いありがとうございます☆おかげで早く終わりました♪」 私は圭ちゃんに御礼を言って、テーブルの椅子に座った。 「手伝うのは当り前だろ!にしても今日は楽しかったな!」 圭ちゃんも同じく椅子に就いた。 「はい!凄く楽しかったです☆あっという間に時間が過ぎちゃいましたね♪」 今日の感想をお互い言いあっている内に御飯が炊け、カレーもいい感じに出来ていたので夕飯を食べる事にした。 夕飯を食べ終えて、一緒に後片付けをした後、私は圭ちゃんにシャワーを浴びる様に促した。 部屋の中に入り、今日取って貰ったぬいぐるみを棚に飾った。 どこか間の抜けた顔の子犬のぬいぐるみを見ていると、微笑ましくなる。 とりあえず、圭ちゃんが戻って来るまでに自分の着替えを出しておこう。彼氏の目の前でタンスを開けるのは抵抗がある。 着替えをバスタオルで隠しベッドの上に置いて、想いに耽る。 この前、処女を散らして以来、初めてのH。今日はどんな事をするのだろう。口で愛撫とかした方が良いのだろうか。雑誌にやり方載ってたな。予習しておこう。 私はそこら辺に積んである本の束から、件の雑誌を引っ張りだして読み始めた。 ・・・なるほど。 少し抵抗があるが、やってみよう。圭ちゃんが喜んでくれるかも知れないし・・・。 私は雑誌を閉じて、机の上に置いた。 まあ二人で試行錯誤しながら、色々試してみれば良いだろう。時間はたくさん有る。 いや。その前に体力が持つか分からないし。 それにしても圭ちゃん遅いな・・・。 とか考えていると、圭ちゃんが戻って来た。さて私もシャワーを浴びよう。 「じゃあ私もシャワー浴びて来ます♪待ってて下さいね☆」 「おう!ごゆっくり!」 私は着替えを持って風呂場に向かう。それにしても少し前まで圭ちゃんとこんな状況になるとは、想像も出来なかった。 まあ想像出来たら、出来たで凄い訳だが。 服と下着を脱いで、シャワーを浴びる。 「~♪」 軽く鼻歌なんか歌いながら、身体を隅々までボディーソープで洗う。特に大事な所は念入りにね☆ 泡を洗い流し、髪を洗い始める。長い髪というのは、洗うのに時間が掛かる。でも優しく丁寧に洗って同じく綺麗にシャワーで洗い流す。リンスも同様に丁寧にした。 ああ。洗顔と歯磨きもした。これはエチケットである。 身体と髪を拭き終わった後、私はバスタオルを巻いて脱衣所を出た。パジャマを着ようかと思ったが、どうせすぐに脱がされる。 それに、こっちの方がそそられるでしょ? 用意していた着替えを持って部屋に向かう。 コンコン ドアを開けて中に入る。 「圭ちゃん♪お待たせしました♪」 私は圭ちゃんに近付く。 「し、詩音。その・・・あの」 圭ちゃんは照れてる。何か可愛い。 「どうせ、すぐに脱がされちゃいますしね☆だから楽な格好で来ました☆どうですか?」 私はベッドの上に足を組みながら聞いてみた。 「・・・凄く堪りません」 と圭ちゃんが顔を真っ赤にして言った。 ちなみにこの格好は先程の雑誌で『H前のそそられる格好ランキング』No.1だった。 「まあまあ圭ちゃん♪そんなに硬くならずに、隣りに来て下さいよ。初めてって訳じゃないんですし☆」 と笑いながら圭ちゃんに手招きする。 「そうなんだけど。何でか緊張しちまってるんだよ」 圭ちゃんが苦笑いしながら私の横に座った。 「圭ちゃんって結構シャイな所でもあるんですか?フフ♪」とからかってみた。 こういう反応をされると、母性本能がくすぐられる。私は圭ちゃんの唇に指でそっと触れた。 「今日はいっぱいしましょうね☆時間はたくさん有ります」 そう言って私は目を閉じる。 「詩音」 圭ちゃんが私の唇に軽く吸い付いてくる。 ドサッ! 「ん・・・」 そのままベッドに押し倒され、啄み合う様なキスをする。 しばらくすると圭ちゃんの舌が私の唇をノックしてきた。私は圭ちゃんの舌を受け入れる。 くちゅ・・・。ぴちゃ。 舌同士を絡ませて、口の中を蹂躙される。次に私は圭ちゃんの口の中に舌を入れて口内を舐め回す。 キスって気持ち良いんだな。 私達は何分も口の中で愛し合った。 そして私は口を離して言った「Hなキスしちゃいましたね☆」と。 「やっちまったな」 と圭ちゃんが笑いながら言った。良かった。緊張もほぐれた様だ。 「ん。ふぅ・・・」 圭ちゃんが私の胸をバスタオル越しに揉み始める。少しすると、バスタオルを剥れる。 「私だけ裸なんて恥ずかしいです・・・。圭ちゃんも脱いで下さい」 圭ちゃんに服を脱ぐ様にお願いする。 「悪い、いま脱ぐから待っててくれ」 と圭ちゃんが慌てて服を脱いで下着一枚の姿になる。 そして再び私にのしかかってきた。片方の胸を揉まれながら、反対の胸を口で愛撫される。 「んぅ!あっ!ふぁ!」 胸に甘い刺激を加えられたと思うと乳首を噛まれ、強い刺激が脳を揺さぶる。 ペロッ。ちゅぱ、じゅっ! 「はうっ!はあ!んあっ!」 ランダムに胸を愛撫され先程より大きな声が出る。 「ひあっ!あっ!」 突然圭ちゃんが胸から口を離し、耳に舌を這わしてくる。と同時に太股を手で撫でてくる。 そして股間に手を滑り込ませる。私は少しだけ足を広げて、手を動かしやすい様にした。 「あっ!」 私の秘部を圭ちゃんの指がなぞる。ゆっくり滑らせる様に愛撫した後、膣に指が侵入してきた。 「指一本でもキツキツだな」 と圭ちゃんが言って指を根本まで沈め円を描く様に動かす。 「あっ・・・。あふ・・・」 くちゅくちゅ。 自分の手でするのとは違う『痒い所に手が届かない』様なもどかしい感覚に襲われる。 「け、圭ちゃん・・・。もう一本指増やして下さい・・・」 その感覚に耐える事が出来ず、更なる快感を求めて、そうお願いする。 圭ちゃんが「でも今でもキツキツなんだぜ?」と言ってくるが私は 「大丈夫です。女の子の身体はそんなに柔じゃないですよ」と言って促した。 「分かった。痛かったら無理するなよ?」 指を二本に増やして愛撫を始める。 「あっ!!あんっ!!」 二本の指が私の中で動き回る。先程より強い刺激に身体が跳ねる。 ぐちゅぐちゅ! 「っ!?ひぅっ!ふあ!!あっ!!あっ!!」 中で指が、くの字に曲げられ膣壁を擦られる。何処でこんな技を知ったんだ。このスケベめ。 「圭ちゃんっ!!それ!だ、駄目っ!ああっ!!」 更にクリトリスまで弄られたら無理である。我慢出来ない。後は絶頂まで登り詰めるだけである。 「あっ!!ああっ!!ひぃっ!!あっ!!ああっ!!!!」 全身に力が入り、一瞬意識が飛ぶ。目の前が真っ白になって、私は絶頂を迎えた。 「はあはあ・・・。あう・・・」 凄く気持ち良かった・・・。雑誌でH好きな人の体験談を見た事があるが、確かにハマるかも知れない。 「凄いイキっぷりだったな。手がベショベショだぜ」 と圭ちゃんが笑いながら、手を私に見せる。まるで水でも被った様に、ずぶ濡れだった。 「そ、そんな事言わないで下さい。恥ずかしいじゃないですか・・・」 私は照れ隠しに顔を背けて圭ちゃんに言った。 そして「私ばっかり気持ち良くなってたら、圭ちゃんに悪いです。そ、そのフェ、フェラチオ・・・して良いですか?」と控え目に聞いてみる。 「・・・お願いします。」 圭ちゃんが控えめに返してくれる。 私は起き上がって「じゃあ・・・。ここに寝て下さい。」と今まで自分が寝ていた場所をポンポンと手で叩く。 「分かりました」 圭ちゃんと場所を移動し、仰向けに寝転がる。 私は圭ちゃんの、テントを張った様になったトランクスに手を掛けて脱がせる。 「すごっ・・・」こうして間近で勃起したオットセイを見るのは初めてだ。こうして見ると、なかなかデカい。よくこんなにデカいモノが入ったものだ。 「じゃあ・・・しますよ?」 いつまでも見ている訳にはいかない。私は圭ちゃんの顔の方を見て、そう言った。 「おう」 上下に優しく擦った後、舌でつついてみる。 「う」 痛かったのかと思って圭ちゃんの方を見ると、気持ち良さそうな顔をしていたので、次は舌で全体を舐めてみる。 ぴちゃぴちゃ・・・。 要領が分からないので、舌に力を込めて舐めてみる。確か・・・雑誌の説明だと次は・・・。 パクッ。 私は口でオットセイの頭を咥えてみる。歯が当たると痛いらしい。顎が外れそうだ。とりあえず、舌で舐め回してみようか。 くちゅくちゅ・・・。 「うあっ!」 かなり気持ち良いらしい。 ちゅぶ・・・。 そのまま、口を沈めていく。そして吸いながら一気に口を引き戻す。雑誌だと、これを繰り返しながら舐めたりすると書いてあったが、なかなか難しい。 ジュポジュポ! だが何回か繰り返すうちに段々慣れてきた。チラッと目だけ動かして圭ちゃんの反応を確認する。 「うあっ!!はあはあ!」 凄く気持ち良さそうだ。私が圭ちゃんを感じさせている。嬉しくなってペースを速めつつ、手で根本の方を強めに扱いてみる。 じゅっぱ!じゅぷ!じゅぷ! 「し、詩音!イッちまいそうだ!はあはあ!イ、イクッ!」 ビュルッ! 「んっ!?んんッ・・・」 口の中に精液を出される。意外とたくさん出るんだな。精液って。とりあえず全部出しきるまで、舌で刺激してみる。 「んあ・・・」 舌を動かす度に反応してくれるので、楽しくなる。私はオットセイから口を離し、口の中で唾液と精液をクチュクチュと混ぜ合わせて飲み込む。 ゴクン。 「うぇ・・・。苦いですね精液って・・・。圭ちゃん。気持ち良かったですか?」 私は圭ちゃんに感想を聞いてみる。 「凄く、・・・ハッ・・・気持ち良かった・・・」 肩で息をしながら圭ちゃんが惚けた表情で言った。 「フフ♪良かった☆」 私は嬉しくなって圭ちゃんの上に跨がる。 「圭ちゃん知ってます?騎乗位って奥まで入って気持ち良いらしいんですよ。試してみます?」 バイト先の先輩の女子高生が、そう言っていたのを思い出したので言ってみる。 「じゃあ、お願いしようかな?」 と圭ちゃんが言ったのを聞いて、私は鞄を手繰り寄せて中から紙袋を取り出す。 「ん~。どれにしましょうか?」 袋の中からコンドームの箱を三つ取り出して圭ちゃんに聞いてみる。 「じゃあ、そのうす☆うすメントールを使ってみようぜ」 と言うので後の二つをベッドの壁際の方に置き、箱を開けて小さな箱を一つ取り出す。中から注意書も取り出して読む。 「じゃあ付けますね」 包装を開けて中からコンドームを出す。オットセイの頭に被せて、ゆっくり根本まで巻き下ろして装着した。何だか卑猥な光景だ。 「よしっ☆入れちゃって良いですか?」 圭ちゃんが頷いたのを確認して、私は腰を浮かせてオットセイを膣口にあてがう。そのまま腰を下げて、ゆっくり挿入した。 ちゅぷぷ。 「ん・・・。ふぅ・・・ッ、ん」 入れる時はまだ少し痛い。でも気持ち良い。それにアソコがスースーする・・・。 根本まで挿入し終わり、私は圭ちゃんの胸に軽く手を置いた。 「少しスースーして変な感じですね」 腰を前後に動かしてみる。 「んう!はあ・・・はあ」 私の中でオットセイが暴れる。確かにこの前より少し奥にオットセイの頭を感じる。少し腰を回してみると更に気持ち良い。 「詩音。焦らすなよ・・・。もっと、動いて、みてくれ・・・」 ああ。焦らされた様に感じたんだ。私は腰を上下に動かして、抽出を開始する。 ぱちゅ!ぱちゅ! 「ん!あっ!あっ!あっ!」 腰を動かす度に膣内を抉られる様な感覚が襲ってくる。腰砕けになりそうな程、気持ち良くて喘ぎ声が洩れる。 「んあっ!あっ!あっ!ふあ!!」 圭ちゃんが私の胸を両手で揉みながら親指で乳首を転がす。 「はんっ!ふあっ!あっ!」 と同時に下から圭ちゃんが突き上げてくる。子宮口を刺激されて、イッてしまいそうになった。 「け、圭ひゃん!そんなに突いたら!アソコが壊れひゃいそうれふ!!ふあっらめぇ!!」 腰砕けになり、圭ちゃんの上に倒れ込む。すると圭ちゃんが私のお尻を掴んで上下に動かして、さらに突き上げ始めた。 パン!パン!パン! 「あっ!あっ!あっ!ああっ~!!!」 短い感覚で快感の波が押し寄せる。段々頭がボーッとしてきた。 「ふあっ!らめぇ!らめぇ!あっ!あっ!あっああっ!!」 呂律も回らなくなり、私の身体は快感に支配される。圭ちゃんの胸を唇で吸ってみたり、肩を噛んでみたり。無意識の内に色々していた。 「あっ!!あっ!!ああっ!んあっ!!イッひゃう!圭ひゃんっ!!イッひゃいまふ!!」 私の限界が近付くと同時に圭ちゃんの限界も近いのだろう。圭ちゃんが激しく突いてくる。 パコ!パコ!! 「詩音っ!一緒にイクぞ!」 肉のぶつかり合う音に水音が交ざった、激しい音を聞きながら二人で唇を貪り合う。 「んう!んちゅ!ちゅ!あっ!ちゅぱ!」 私は舌を圭ちゃんの口の中に入れて、絡ませ合いながら必死に絶頂を堪える。圭ちゃんが一緒にイキたいって言ったから。 「ぷはっ!詩音!イクぞ!!うあっ!」 オットセイが深々と奥まで入って射精する。コンドーム越しだが熱い。オットセイが暴れて私の膣内を刺激する。 「んうっ!!ふうっ!!あうっ!」 それが切っ掛けで私もイッた。さっきよりは軽めだが、痺れる様な気持ち良さだ。 圭ちゃんにまたキスをしてもらい、呼吸が落ち着くまで、二人で抱き合った。 事が終わったあと、オットセイを引き抜いてコンドームを外す。ティッシュを何重にもして包んで丸めた後、ゴミ箱に入れる。 「凄く気持ち良かったです☆」 私は圭ちゃんの身体に抱き付いて、そう言った。 「俺も気持ち良かったぜ。なんか猿みたいに何回でも出来そうな予感がするぜ!」 と笑いながら言って、私の背中を撫でる。 「そうですね♪じゃあ朝まで何回もヤッちゃいましょう♪」 私はニヤリと笑って、圭ちゃんを押し倒す。 「出なくなるまで、搾り取ってあげますから☆」 と私が言うと圭ちゃんが私を抱き抱えてクルッと上下を入れ替える。つまり私の上に圭ちゃんが跨がっている状態だ。 「そりゃ楽しみだな!今夜は寝かせ無いぜ!」 と含むのある笑いを浮かべながら私の首に強く吸い付いてきた。 長い長い夜の始まりだった。 <続く> ありがとう。~転校~ Tips『僕の目撃談』 その日、僕はセブンス・マートでシュークリームを買っていたのです。 どのシュークリームが重いか両手に乗せて測っていると、少し離れた場所に圭一と詩音がカゴを持って歩いているのを見つけたのです。 あうあう・・・。しかも手を繋いで、まるで恋人同士の様なのでした。 流石に邪魔するのは悪いと思ったのです。僕は分かってしまったのです。あの詩音の目は恋する女の子の目だったのです!一大事です! 悟史ではなく、何故圭一と仲睦まじくしているのか? あう!帰って梨花に報告するのですよ! 僕はシュークリームを買って、急いで家に帰ったのです! そして梨花にさっき見た二人の光景を報告すると・・・あうあう・・・。キムチを無理矢理、口の中に押し込まれてしまったのです! 梨花は酷いのです!貧乳だからって、美乳な僕に嫉妬している上に、丁寧に説明してやったのに逆ギレして、僕にいっぱい酷い事をするのですよ!!あうあう! 「へぇ~。私が貧乳?羽入。覚悟は出来ているわね?」 そんな声がして後ろを見ると・・・キムチの瓶を持った梨花が僕の・・・ ちょ!り、梨花!やめ!あうあうあうっ!!!辛い!辛い!あう!あうあう!!
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落ち着け、クールになれ、前原圭一。 半歩、一歩と後ずさりしていく。立てないので、両手が足の役割をしている。 俺の部屋ほどに狭いこの家では、それだけでもう壁に到達してしまった。 「くぅ……」 頭が揺れている。暗闇の中、視線の固定がし辛い。そのせいで余計に気持ち悪くなってくる。 吐き気に強張らせていた体の力を抜くと、背中がひんやりと冷たく感じた。 思わず、柱に背を預けてしまっていたのだ。 上半身が裸だったため、素肌が直接に触れて震える。 「ワインくせぇ……」 体の内からも外からも濃い葡萄の匂いが立ち上っていた。 「……」 そのとき、この部屋でもう一つの気配が動いた。 「圭一ぃ」 「梨花ちゃん……」 テーブルのワイングラスが二つ、倒れている。しかし畳には垂れていない。 そこで曖昧だった記憶が蘇ってきた。というか、ワイン強烈すぎるぞ……。 何故かかなり年下の梨花ちゃんにワインを振舞われていた俺。 もちろん飲めるはずがなく、グラスが二個用意してあったことにも突っ込み。 『圭一は、お酒が、飲めないのですか?』 いや、飲んだらいけないんだよ、と言わずワインを取り上げなかった数時間前の俺にレナパンほどの衝撃を与えたい。ジュースで薄めているとはいえ、妙に様になる飲み方でワインを流し込んでいく梨花ちゃんのその挑発的な言葉に、俺は安くのってしまったわけだ。 こんなもの。俺を誰だと思ってやがるんだ――。 「うっぷ……」 お酒は二十歳になってから。 その後、すっかり出来上がってしまっていた梨花ちゃんと俺。 饒舌になった者と眠気に襲われていた者がおり、当然俺が後者だった。 俺はついうっかりグラスを倒してしまい、ワインを自分の体に零してしまった。 そこから意識が飛んでいる。限界がきて眠りこけてしまったのだろうか。 「なんで逃げるのですか」 そして目を覚ましたら色々なところを舐められていたわけで……。 服を脱がしてくれたのはワインを零したまま俺が寝てしまったからだと理解しても、舐めるのはいったいどういうことなんだ。首筋や頬にかすかな感触が残っている気がする。はっきりと覚えていないことが口惜しい……ってそうじゃねぇ! とろんとした目で俺を見ている梨花ちゃん。 薄ら笑いがデフォルトになってしまったようにへらへらしている。 それなのに俺を問い詰める声はきつい。 「逃げないでほしいのですよ」 「く……!」 酔っ払っても性格と顔を使い分けることは達者だった。 四つんばいになって俺のほうにやってくる。ふ、ふ、ふ、と膝の移動にあわせて近づくにつれ、読み取れる感情も増えてきた。好奇心とか期待とか好意とか。 ただグラスを片手に持っている時点で、これからそれらの感情がからかいで含まれるような気がしてならない。 「圭一も舐めますですか?」 「は?」 幼い顔に不釣合いな、誰の心でも透かしてみせるような憎らしい微笑みと。 ふと目がいってしまった首元とワンピースとに挟まれた空間。月が雲間に姿を現したのか、少し明るくなった部屋の中で白い肌とその上に可愛らしく色づいたものを見つけてしまった。 本能的に邪な考えを浮かべた俺の心を本当に見透かしたように、にんまりと、まるでそのことをあっさり許したみたいに梨花ちゃんは笑った。 ワインをぐびぐびと飲み始めた。赤い液体が口元からどんどん溢れていった。それを見ていると、飲んだというよりは口に含んだといったほうが正しいのかもしれない。それでもある程度は飲んだのだろうが。……俺、梨花ちゃんがお酒飲むのにまったくの違和感を抱かなくなっている……。 「……つーか、怖いぞ……」 「んむ?」 そうして赤い液体を垂らしていると、吸血鬼に見える。言わずもがな梨花ちゃんのもともと持つ神秘的な雰囲気ともあいまって、余計に不気味だった。いったい何をするというのか。 と、膝にかかるワンピースの裾をつかみ、持ち上げた。 瞬間、酔った頭に拳骨を食らったような衝撃を受けてしまった。 「ってうわぁ!?」 晒された素肌から目を逸らそうと、またこの行動の真意を確かめようと、梨花ちゃんの顔を見上げると、少し上気していたように思えた。相変わらず笑みは消さないが。 ちょっと俺の反応を面白がってもいる……。 「な、何してんだよ梨花ちゃんっ」 そんなに大声でもないのだが頭が痛くなる。次いで判断能力が鈍る。 梨花ちゃんは、ワインの雫を指で掬い、それを胸に塗りたくっている。そこまで粘性があるわけでもないので、塗るというのは少しおかしい気もするが。とにかく梨花ちゃんはそうしているということだ。 「ボクのお胸は小さいですが、こうするとちょっと大人っぽく感じるかもですよ……?」 かすかに息切れしているのは、敏感な部分を何度も弄っていたからだろう。両手で引っ張ったり、寄せたり、先っぽには丹念にワインを弾かせて。 「んっ、んっ、んっ」 「……ちょっと、待て」 つまりはあまり楽しんで揉むことのできない(あくまで梨花ちゃん主観。俺はそうは思っていない)自分の胸に何かしらスパイス的なものを含めたかった、とそういうことか。 「さ、圭一に舐めてもらうのですよ、にぱー☆」 ギャップが……! 道徳的な罪悪感が……! ぎりぎりの一線をそんな健全な笑顔で乗り越えてきちゃだめだろう! 俺が激しい葛藤のうちにいる間も梨花ちゃんは迫ってくる。わくわくとした面持ちで、準備のできた体を俺に差し出そうと目の前に立つ。 「……」 梨花ちゃんの体を滑ったワインは少しだけ下着にまで付着していて、胸だけじゃなくもっと大事なところも舐めることになるんだろうか、と俺はぼんやりと考え始めていた。 その時点で、難攻不落(と俺が勝手に決めている)理性が崩壊してしまったということだ。 梨花ちゃんの細い腰を両腕の中に囲うと、舌が届く距離まで引き寄せた。 小さな乳首をころころと舌先で転がす。なるほどワインの味がした。陶然とした気持ちになってくるのはアルコールに酔うからだろうか、それとも頭上で気持ちよさそうな声を吐き続ける梨花ちゃんのせいだろうか。理性崩壊とはいっても、急にむらむらはしてこない。むしろじっくりと今の時間を満喫したいという気になっていた。 しかしそれは梨花ちゃんの突然の行動によってあっさりと終わってしまう。 頭のてっぺんが突然締め付けられたかと思うとなにやら息が苦しくなり、必死にもがくうちに俺は顔を出していた。梨花ちゃんのワンピースの中から。びりっと聞こえたのは肩にかける部分が破れてしまったからだった。 「あーあ、破れちゃったのです」 「梨花ちゃん……急になんだよ」 「圭一が逃げるからなのですよ」 少し首を後ろに逸らさないと、相手の顔に焦点を合わせられない。それほど近い距離で俺たちは会話をしていた。 「本当はすぐしようと思ったのですが、ちょっと気持ちよかったので今まで待ったのです。だけどもう逃げられないのですよ」 ちょっと、というのは男として引っかかる。 それにしても、密着しているから見えなくても分かるが、こりこりとした硬さがちょうどいい具合に俺の胸を擦っている現状を理解していてそう言うのだろうか。 そう考えて、ざわりとサディスティックな気持ちが芽生えもしたが、すぐにしぼんでいった。それを向けたい相手がまったくの受け入れ態勢不十分、というよりハードルが高いと表現したほうが確実に正解だ。 梨花ちゃんは俺が軽く身じろぎするたびに、「んっ」という声とともに恍惚とした表情を見せていた。きまりが悪そうに俯くのでもなく、照れるのでもなくそうした様子なのは、俺の息子が今どんなに張り詰めているのかも伝わっているからで(さっきから太もものあたりを押し上げている感触がある)、梨花ちゃんの反応を逆手にとり攻める権利など俺にはないことを、梨花ちゃんがよく分かっていたからだった。何しろ俺はどこにも奉仕してもらうことなくギンギンになっているもんで、仕方ない。というか、男の本能としてどうしようもないところではある。 とにかく攻める要素もあったが、それが跳ね返される要素も十二分だったわけで。 梨花ちゃんの瞳に揺れ動くものを見つけようとした企みはあっさり頓挫。 かわりに目が泳いでいるのは俺のほうで、それを面白そうに眺めているのが梨花ちゃんというほとんどいつもの構図になってしまった。ついつい腰を引いてしまう。 「キスしますですか?」 いつの間にか梨花ちゃんの細腕が首に巻きついていた。 「き、キスですか?」 なぜ敬語なのかは推してはかるべし。 「ボク、圭一が寝ている間に何度かしましたのです」 「そ、そうなのか?」 「だからその分を取り戻してほしいのですよ」 「プラスマイナスゼロ、みたいな考えだな……」 どっちがマイナスだろう。梨花ちゃんからすれば今の俺はマイナス状態ということだが。 そういえばファーストキスだったんだっけか。……それを覚えていないのは確かにマイナスかもしれない。 「ちなみに十六回なのです」 「それ、何度かとは言えないぞ。……そろそろ開放してもらいたいんだが。逃げないから」 梨花ちゃんのワンピースは当たり前に梨花ちゃんに合っているサイズなわけで、いくら肩紐がぶらぶらになっているとはいっても、俺が頭より下をそこから出すことはできないのだ。 ただそこで問題が生じる。 「ボクが出たほうがいいですか」 「それだとパンツ一枚になっちゃうだろ」 「別にかまいませんですが。……じゃあ圭一が」 「それだと……」 梨花ちゃんの胸やお腹、果ては大事なところにまで至近距離で顔を近づけなければいけないことになり、果たしてわが愚息の暴走をそこで食い止められるのかという……。 「やっぱりこのままがいいのですか?」 「……梨花ちゃんが出てくれ……」 言うが早いか、小さい体を滑らせてワンピースから抜け出した。ぐだぐだな理性のうちに、目を瞑っておくべきという良心を迎え入れようと俺が孤軍奮闘しているのを待つこともなく、梨花ちゃんは裸身を俺の前に晒してしまった。かまわないと言っていたはずなのに両腕で前を隠しているのはこれもまた策略のうちだろうか。確かにそのほうがそそられるものがあったし、隠しているから見ていてもいいのだ、というこちらに都合のいい解釈が出てもくる。 俺のシャツを拾い、すぐに纏ったところを見ると単に恥ずかしかったのかもしれない。しかしそんな俺の期待とは裏腹に、梨花ちゃんはぱたりとこちらに背を向けて倒れてしまった。 「眠くなっちゃったのです……」 こちらのほうがよっぽど年相応だ、というような甘い声を出して梨花ちゃんは寝てしまった。お酒の効果が切れたのか、それとも効き始めたのかよく分からない。 このあまりにもタイミングのよい寸止めは、もしかして今までの一部始終は俺が見ている夢だったのではないかとの疑念を抱かせる。 「梨花ちゃん、あの、き、キスは……?」 なんだかひどく情けない。それが分かってとても恥ずかしい。 「ボクが寝ている間にしていていいのですよ……」 その言葉を最後に梨花ちゃんは寝息を立ててしまった。 気まぐれ女王様の突然の就寝に俺は戸惑わざるを得ない。 「さて、どうしようか……」 胸に抱える破れたワンピース。半分裸の梨花ちゃんと俺。転がるワイングラス。 どう考えても……。 「いろいろとまずいよなぁ……」 もしも起きたときに梨花ちゃんが今夜のことを覚えていなかったらどうしよう。 割と深刻な問題なのだが、どうも身が入らない。というのもまた眠たくなってきたからだった。 梨花ちゃんのワンピースが掛け布団代わりになっている。匂いを嗅ぐなんてこと、俺はしない。だって染みたワインの匂いが強烈すぎるから。というか、早く洗濯でもなんでもしないとまずい気がする。 梨花ちゃんが寝返りをうつ。その寝顔に心を奪われる。 とりあえず八回だけキスをしておいて、後の半分は起きているときにねだることとしよう……。 問題は山積みのような気がするが、それが目下解決すべき一番の山に違いなかった。